供養と成仏

子供の成仏について(幼くして旅立った魂の行方)

最愛の子供また大切な子が、病気や事故などによって若くして亡くなってしまった場合、見えない世界だからこそ成仏できているのだろうかと案ずることと感じますので、子供の成仏について説明していきます。

 

はじめに

日本のスピリチュアルや世間の一般的な考え方からしますと、水子といったものがあるように赤ちゃんであっても、スムーズに成仏できないようなことが言われています。

そうなれば、当然に幼くして旅立ってしまった子供たちも成仏は難しいものではないかと考えてしまうことになります。

しかし、本当のところは葬式仏教に関連づいた根拠のないデマでしかないのです。

まず「水子供養」に関して、世界の他宗教ではこのような儀式がなく、先立ってしまった子供が怨念をもったり災いを起こすとは一般的ではないのです。

また成仏せずに彷徨ってしまったり親などに憑りついてしまうようなこともありません。

キリストなどでは、中絶であれ不幸にして旅立ったとしても子供の魂は神の元に召されると考えているほどですから、水子供養からはじまる人の死への見解は仏教特有というよりも様々な利害関係から生まれたものと考えるべきことです。

では、次の項より子供の成仏について説明していきます。

 

幼児や子供といった魂の成仏は早い

心霊写真や心霊番組などで取り上げられる子供の姿ですが、真偽は別として子供の霊が少しのあいだ彷徨っていたり、自宅などに帰って来たり生前と同じようにすることは普通にあります。

しかし多くのというよりも、ほとんどの子供の霊は成仏していってしまいます。

なぜ赤ちゃんや幼い子供霊の成仏が早いのかといいますと、ほぼ全員といっていいほど純粋無垢であるからです。

死んだ途端、人格や性格が変わって脅威に感じるようなことや大人のように念をもちだすなんて有り得ないのです。

未浄化霊や低級霊がこの地上界を彷徨うのは、未練や執着など何らかの念を持つために成仏せずにいたり成仏なかったりするわけです。

ですから、このような霊も諭してあげたりフォローしてあげることで成仏の道に進んでいくことが出来るものも少なくありません。

なかには、仏様にお願いして強制的にということもありますが・・・。

 

話しが逸れましたので話を戻しますと、赤ちゃんや幼い子供が霊となったあとに御先祖様や関係のある存在の導きによって、自然に成仏といった昇華の道を進まれるものです。

子供や幼い魂というのは、清らかで素直であるために大人のように何の疑いも持たないので成仏という方向へ行くのが自然です。

 

子供の病死は親の責任ではない

全部が親の責任とは言い難いものがあるかもしれませんが、インフルエンザなどウイルスが原因となって亡くなったり、高熱や頭痛や下痢といった細菌が影響するものというのは、親が何とか早く気付いてあげればと思うもの。。。

しかし、親が細心の注意をしていても救われない命は数知れずなのです。

それには、この境遇というのは子供が生まれる前から決まっていたもので、冷たい言い方をすれば救える命はどうであっても助かり、その逆も然りということになります。

シビアな見解をして申し訳ないのですが、幼い命が旅立つのには何らかの使命を背負っていることが多く、もう少し早く気付いてあげれば病院に連れて行っていれば救えたのではというのも親と子供の運命であり宿命です。

子供を亡くした親が、このようなことを理解することは厳しいことと分かったうえで書かせていただいていますが、子供が病死したからといって終わりではないことを理解して欲しいのです。

お子様が先立ったとしましても、肉体がないだけで終わりではないのです。

当時の病気の時のような苦しみから解放されて、いつもの元気な姿に戻っているので親に状態を伝えたくても伝えられないのですよ。

そのようなことを汲み取ってあげることも親の義務ではないかと考えます。

だいたいのケースでは親の悲しみや苦しむ姿を見て、亡くなったお子様が親を案じていることの方が多いのが現実です。

 

幼くして亡くなる子供は愛される子が多い

現在休止していますが、以前いただいたコメントやメールの相談で旅立たれた子供の霊が私のもとに来てくれたりしますが、お子様の霊は本当にみんな可愛かったり礼儀正しかったり人見知りだったりするものです。

なかには、恐る恐る勇気を振り絞って親のために来てくれる子供もいます。

でも一度馴染めば、安心して来てくれたりすることもあります。

 

幼くして亡くなる子供というのは、とても可愛かったり面倒見が良かったり何らかのインパクトある要素を持ち合わせている子供が一般的に多いと感じます。

なぜ、そのようなことがあるのか偶然ではないかと思われるかもしれませんが、現実には根拠というのか意味があるものです。

ひとつは、前世からの宿命の不足分を補うために生まれてきた子供は大人みたいなところが他の子供より多く感じるもので、前世の延長分のせいなのか比較的性格の良い出来た子供だったりする。

もうひとつは、なんとも可愛らしくて仕方ないと溺愛される要素をもっていて誰からも愛されたりする。

親の方が忙しくて注意していないと分からないことがあるかもしれませんが、子供が比較的このような要素を持っていることは親の偏った見方ではないことが多いです。

それらには、何らかの理由を含んでいることがあります。

さいごに

現在は返信などを休止していますが、このようなご相談を頂くことがあります。

なので、少しでも参考になればと思い書かせていただきました。

 

病気などで先立ったお子様が、もし親の方に落ち度があった死としましても親を恨んだり憎んだりするものでは決してないのです。

なぜならば、出来た親でも出来の悪い親でも、その子供にとっては唯一無二の存在だからであり絶対なのですよ。

思春期まで生きていれば親のことも酷評するかもですが。。。

 

縁があって自分のところに来てくれた子供ですから、あと何十年もすれば親の方が寿命を迎えたことで再会し、生老病死のない世界で、また同じように家族として生活することを励みに前を見てすすんでいって欲しいと思います。

霊の世界は実在し、この地上の世界は露の如し短しものです。

霊の世界というのは数千年単位であって現世は生きても100年余りの世です。

子供の死は一時的な肉体上の別れであり、魂は繋がっていることを心にお子様の供養を忘れずに、いつまでも親として背中をみせていってあげて下さいね。

 

では、この辺で終わります。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。<(_ _)>

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POSTED COMMENT

  1. みおまま より:

    以前コメント休止中と知らず子供の件で初めてコメントさせていただいたものです。
    投稿した際にコメントが表示されなかった気がするのですが、もしかして読んでいただいたのかなとこちらの記事を拝見して勝手にそう思っています^_^
    掲載されている他の記事を拝見し、怖がりなので未知の世界に怯えながらも(笑)勉強させていただいたり、自分の中でヒットする記事があれば心が軽くなったりとイトケンさんに何度か救われています。
    ですが、やはり子供のことなので気持ちが軽くなっては悲しくなるの繰り返しで、コメントなど再開された時にはぜひご相談させていただきたく思います。
    その日を楽しみにお待ちしております。私のような凡人にはわかりかねる凄い世界に挑戦されていること、微力ながら応援しています。

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