生霊や怨念霊など恨むや憎しみをもった怨念系の霊を除霊しようとするとき、一般的には不動明王をお呼びして真言を唱えて除霊という説が一般的になっていますが、現実は適応を間違えると大変なことになりかねないのです。
はじめに
当ブログの内容は、あくまで経験に基づいたものを発信していますのでスピリチュアルにありがちな一般的ものとは異なる場合が多々あります。
ほとんどスピリチュアル系のブログは読まないのですが、ふと目に入ったものを流し読みすることがある程度で、そうしたものを信用していないので当ブログは一切引用することはありません。
ただし、歴史に関する事や用語などは調べたり引用させていただいています。
では、本題に入らせていただきます。
怨念霊とは
ご存じの人も多いと思いますが、怨念霊について簡単に説明させていただきます。
怨念霊とは、恨みや憎しみの念をもった霊のことを言い生きている人の場合は生霊と呼び、非業(ひごう)の死を遂げてしまった故人の霊を怨念霊といいます。
非業の死とは。。。前世の行ない(因果)の結果(報い)によらない死に方をする、宿命に沿わない不運な死に方をする、壮絶な死に方をする、何らかの強い恨み辛みをもって死ぬ。
少し当ブログなりの解説が入っていますが、こうしたものが怨念霊となります。
生霊や怨念霊は簡単に封じ込められない理由
こんなことを書いている当ブログの管理者もスピリチュアルを始める前後は、除霊といえば不動明王様ばかりにお願いしていましたが、型にはまった一本槍では叶わないことを確信してきました。
そんななか普通の除霊なら不動明王様にお願いして何ら問題なかったのですが、なぜか生霊や怨念霊だけは祓えども時間(日数)が経てば戻って来るものが少なくないと感じるようになりました。
酷い場合は、除霊をした当日か翌日に再登場(憑依)するということもあります。
こうなってくると生霊や怨念霊に絡まれている当事者だけでなく、関わっている私にも肩が痛くなったり頭痛といった影響を受けることもありました。
要するに攻撃の邪魔をするなとか手を引けでしょうか。。。
怨念の強いものは見境がなくなっているケースが少なくありません。
なぜ、このようなことになるのかというと原因があるから生霊や怨念霊が憑りつくわけで、憑依攻撃を受けている対象者にまったく非がないわけではないのです。
それは今世のものもあれば当然に過去世からのものもあります。
もちろん、生霊みたいに異性問題が絡んでいると対象の本人よりも何も知らないパートナーに牙を剥けてくることも普通にあります。
それが対象者に絡んだもので直接的な因果がなくとも祓って怨念を鎮めることはできないので、幾度か祓って諭して本質を気付かせるしかできません。
しかし、原因があるのに自分は悪くない関係ないの如く不動明王様にお願いしたり霊能者に頼んだりというのは、あまりにも虫が良すぎる話ということになるのです。
例えでいうと、水をかけた相手が怒っていることに対して謝罪や理解を求めることをせずに誰かに抑え込んでもらうようなものと変わらないのですから、やられた相手が納得する方が難しいと思います。
もちろん強制除霊ということも可能なんですが、そこには正当性がなければ行なうものではないですし理不尽な行ないは業を背負いかねません。
当ブログ管理者としては怨念や因縁が絡んでいるようなケースでは、一方的に片方だけを贔屓するスタンスをとることはしないのですが、これは神仏とて同様の考えなわけです。
何らかの憑依や攻撃をされることに対しては当然に不動明王様は祓ってくれますが、事情を把握なさられていることから怨念をもったものを完全に封じ込めるということまでしてくれないのです。
要するに怨念を持ったものが手段や方法を間違えているから不動明王様が動いてくれるだけで、対象者がそれに気付いて根本の解決を図らねば隙を狙われても致し方ないということになります。
これは因果の道理ですから。。。
誤解が多いようですが、霊よりも人間が優先されるということはありません。
ここを霊能者やスピリチュアル界隈の情報では理解されていないようです。
怨念が強いから不動明王というのは危険もある
前述しましたように、生霊や怨念霊は何らかの原因があるから現れるわけですから根本の解決を怠っていては火に油を注ぐように逆効果になりかねません。
まして、素人がネットやSNSなどを参考にして不動明王様にお願いして万が一祓えたとしても、そう簡単に怨念霊や生霊といったものは引き下がるわけないのです。
それは能力的に低い霊能者であっても同様の結果を招きます。。。
ケースによっては霊障や災いが収まることもあるかもしれませんが、根本解決には至らない場合は再燃するか生霊や怨念霊ではなかったと考えるほうが適切です。
怨念霊は別として、生霊の強い念による勝手な思い込みや理不尽なものであれば上記と同様に抑え込むことも可能でしょう。
が、しかし。。。
怨念霊によくあるのは、核になる怨念をもったもの(元の怨念霊)に同調して集まった念の強い霊が加担することが往々にしてあります。
その数も数体から数十体になるようなケースもあり、核の霊に取り巻いた同調した霊のほうが厄介なものだったりします。
こうなってしまいますと、憑依攻撃だけでなく不運や不幸がつきもののようになります。
このようなものに対して不動明王様にお願いしても一掃するほうが困難で、一つ間違えれば更なる憑依や攻撃を受けることになりかねません。
チカラのある霊能者や僧侶に依頼することを阻まれたりして堂々巡りで時間ばかり費やし霊障は収まらないか酷くなっていきます。
対処方法については、ここでは割愛させていただきます。
生霊の場合には根本の解決を図らずに不動明王様にお願いして強制的に取り祓おうとすることでヒートアップさせてしまう可能性があります。
こうなってきますと、協力者(依頼する霊能者など)を排除しようと動いてくることも手を変えて霊障を被らせて苦しめるように画策してきます。
相当キツいものは、相談する霊能者まで普通に攻撃してきます。
私が随分前(ブログ開始前)に関わったものでは、相談者本人の思考を操って私を排除してきまして手を引いたあとに相談者は自殺未遂をされたようですが、その後どうなったかわかりません。
そのときは不動明王様にお願いして除霊しても戻って来てましたね。
大した経験やチカラを持ち合わせていないものは、不動明王様に祓ってもらうが解決に至らず生霊の念を更に強くさせてしまうことがありますから、此方も違う方法を使わないといけないのです。
そうでないと最悪の事態になりかねないことがあるからです。
手を明かすことは控えますが、生霊に対してまったく違う仏様の御力をお借りして怨念を鎮めていったこともあります。
見境のない生霊ほど厄介なものはなく、仏様も御力で完全に封じ込めることをなさられないことから、怨念系の霊を除霊するにしても此方側も方法を幾通りか持っている方が有効なようです。
人間でも同じですが、逆上している相手に対してチカラでねじ伏せても根本の解決にならないどころか恨みや憎しみは消えないのと同様です。
万が一、そこに怨念霊に加勢するものがいて姿が見えなければどうなるのでしょう。
さいごに
私も不動明王様とは御縁をいただいていますが、やはり他にも多くの仏様がおられる意味というのもあるのですね。
何かもチカラでねじ伏せるばかりが得策ではないという話でした。
冒頭にも書きましたが、あくまでも実際の経験から記していますので信じる信じないは別として参考にしていただければ幸いです。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>