毎晩のように数体から数十体の霊が霊媒体質の人に次々と憑依していた時の話で、だいたいの霊は憑依して会話をすると次に変わる状態というのが当たり前のように日課でしたが、あるときに出現した少女の霊は少しちがっていました。そのちがっていた様子と話した内容や浄霊に至ったケースを書いていこうと思います。
普段関わっていた霊とちがっていた若い女の子の霊
いままで書いてきた記事の中で少し触れたかもしれませんが、毎日夜になると霊媒体質の女性に憑依する心霊現象のひとつの話しになります。
これは世の中の一般的なことですが、霊のなかで一番多いのは浮遊霊的な悪意のないものが大半を占めているのです。
だいたいの霊は話しかけてくるので少し会話をすれば入れ替わることが多かったのですが、ある夜を境に霊媒に憑依した霊がその霊媒である女性の右腕を引っ張って持っていこうとする霊が現れました。(引き抜こうとでもしている感じです)
しかし無言で一生懸命に手をさすったり引っ張っていました。
2~3日経った頃でしょうか、霊媒の女性に憑依した霊が私に「この腕ちょうだい」っていうんです。初めて聞いた時は正直ゾッとしました。
毎夜続いていた霊媒に憑依した霊と話すことに慣れていた私は、その霊に話しかけて聞いてみました。
少し会話形式で説明します。
少女「この腕ちょうだい」
このときの様子は霊媒は横たわったまま、腕を触るというかさするような感じです。
私「なんで腕が欲しいの?」
少女「だって腕がないと彼が私を嫌いになるから・・・」
おそらく癌か事故などが原因で腕を切断して亡くなったようです。
これを書いてると少女の霊のことを思い出して涙が出てしまいます。😢
こんな若い子が亡くなって死後も彷徨い続けてしまうのは悲しいことです。
ここでお伝えしたいのは、誰でも死の直前に気になることがあって亡くなると霊になっても思念という思いから意識が気になっていることに集中してしまいます。
少女を浄霊に導けたケース
そこで話は続きます。
私「そうなんやね、だから腕が欲しいんや」
少女「そう、だから腕ちょうだい」
私「でも、腕がなくなっても彼はいてくれたでしょう?」
少女「うん、最後までいてくれた」
私「それはね、あなたの腕がなくなっても彼はあなた自身が好きだからいたんだよ。もし腕がなくなって嫌いなら彼は会いに来てくれないよ」
少女「そっかぁ~そうだよね。わかったありがとう」
たまたま素直な少女でしたからスムーズに話ができましたが、それでも霊の世界では誰にも相談できずにいたということです。会話はもう少しあったように思いますが覚えている限りこのような感じで話をしていきました。
それから、わずか数日後だったと思うのですが少女の霊が現れました。もうほんとにスッキリした雰囲気で「ありがとう」とだけ言いに来てくれて消えていきました。
最初の暗い感じの如何にも霊というイメージでなかったのが印象的でした。もともと成仏(昇華?)できるのに思念が強くなってしまって未成仏のままだったようです。
腕を探して彷徨っているときと気持ちが晴れたときの雰囲気は、これほど別人といえるほど変わるのだということを学びました。
さいごに
このように死ぬ前に思い残したことがあると、成仏の妨げになることはよくあることです。
だから日々思い残すことがないように毎日を後悔しないように生きて下さい。
もし自分の子どもや大切な人が亡くなられたようなときに、何か思い残していないかというヒントになって供養に言葉を添えてあげれば幸いに思います。
こんなことで浄霊できるのって話ですが偶然であって1度きりです。そもそも浄霊は霊の思念を消してあげることなので難易度は個々の霊によってまったくちがいます。
一般的に霊能力者や祈祷師などに浄霊をお願いするようなことがありましても、実際には難しく浄霊も一時的なものであることの方が多いというのが現実です。
ここでお話した浄霊というのは昇華させた程度の話しになりますが、浄霊ということになりますので浄霊として説明させていただきました。
ただし私には、そこまでの霊能力はないと思ってますので偶然のできごとと解釈下さい。
ただひとつだけ注意点として・・・霊能力があって霊と関わることがあっても、霊に感情移入したり同情することは危険を伴うので絶対やめて下さい。
話しは変わりますが、ご両親のいずれかが亡くなられた時に長い間成仏されないことがよくあるのですが、割と残された遺族のことが気がかりになってとかは多いので、お墓や仏壇に「私たちは大丈夫だから」と言い聞かせてあげることも大切な供養になります。
以上で、浄霊に関しての話しは終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました<(_ _)>