仏様といっても如来様・菩薩様・明王様・天部の神様といった様々な存在がおられますが、私たちが仏様と繋がるためには正しく存在を理解しないと縁というものは結びにくいものです。私が仏様と繋がることが出来た経験をもとに、仏様という存在について説明させて頂きます。
はじめに
これを書くにあたりまして、私の経験からの説明になりますので大体は間違っていないと思いますが、一般に広まっている情報とは一致しない部分があるかもしれないので、少しでも参考になればという思いで書かせて頂くことにしました。
ネット社会という様々な情報が簡単に手に入り便利になった反面、誤った情報も多く存在することになりましたので、それらを信じて実行しても何も変わらないどころか仏様とのご縁が遠のくことさえあるように感じます。
そこで辛苦の淵におられる人が少しでも仏様からの救いや導きをいただけるように、私自身の解釈は完璧ではないと思いますが、繋がらせている感謝の意からお伝えさせていただきます。
仏様という存在を正しく知ること
仏様といいましても、如来様・菩薩様・明王様・天部の神様(ダキニ天様など天の文字がつく仏様)といった様々な仏様がおられますが、尊称によって差はありましても慈悲深く厳しい面をお持ちです。
と、ここまでは誰でもご存知かと思いますが・・・実は仏様という存在というのは律儀であり礼節を重んじられ、いわば人間には考えられないほど完璧な面をお持ちであるということです。
経験されたら分かると思いますが、私たち人間のような低俗な存在であるにも関わらず恐縮してしまうほど礼節を尽くして頂けるのも仏様です。
当然ですが厳しい部分も人間には計り知れないほどの怖さを持ち合わせているので、仏様に相手もされない人ならば救いですが、間違った行ないをすれば相応の罰が下ることも普通にあります。
これは僧侶や行者(仏道や修験道の修行をするもの)など仏様に仕えるものを筆頭に、信仰を厚くする信者そして祈願をするものという順に罰の程度も違いをみせます。
僧侶や行者というものに対しては場合によっては生命の危機に関わることにも繋がりますし、お祀りや祈願する仏様によっても厳しさは違います。
祈願が叶ったり叶いやすいといわれている仏様ほど不義理や礼節には厳しいので、例えは悪いですがハイリスクハイリターンという言葉がはまるほどの世界でもあります。
こんなことを書くと仏様とは縁を繋がない方がよいと思うかもしれませんが、清浄に生きている人には誠実に対応していただけるのも仏様なのです。
仏様と繋がりたいと本気で願うならば
仏様と繋がりを頂くためには、自宅に仏様をお祀りしたり足繁くお寺に通うのが最短であり最善の方法だと思っていませんか?
そのような方法が間違っているとは申しませんが、あえて最短でも最善でもないとお伝えします。
このようなことを書きますと、そんなことはないやろ?と思うかもしれませんので少しだけ質問しますので考えてみて下さい。
『あなたは何故、仏様と繋がりたいと思うのですか?』
この質問に対して、メリットや何らかの欲のために繋がりたいと思っている人が最も多いように感じます。
逆に貴方が仏様だとしますと、そのような欲のある人の心を見透かすことができるならば、そのような人を加護したり良い方向に導こうと思いますか?
答えは必然的に出てくると思います。
つまり純粋に仏様が好きで繋がりを持ちたいと思のか、人の役に立とうとするために仏様の御力を借りたいのか、仏様のことを知ってもらうために伝道したいのか、など清浄な心が仏様との繋がりをいただけるものになります。
なかには我欲からでも仏様によって願いが叶うものもおりますが、それは仏様が先見の明をもって将来において改心し人の役に立つと予見できる場合にかぎります。
あとは、仏様に沿った考えが出来るようになれば繋がっていけることになります。
仏様と繋がることが出来ても我欲が出ると終わる
我欲とは、自分の利益だけを得ようとする欲望のことです。
要するに、仏様は常に厳しい眼をお持ちだということです。
霊能者といわれる人の多くによく見られるのが、仏様と繋がりを持てたことに胡座(あぐら)をかいたり、勘違いしてしまうことによって途端に仏様とのご縁は消えてなくなります。
一度ご縁が遠のきますと程度によって違いはありますが、なかなか元に戻ることは難しいと思った方が良さそうです。
最初から邪霊や動物霊のような低級霊に姿も似せて仏だと偽られて、そのまま信じてお金儲けに走っているレベルの芳しくない(程度の良くない)霊能者も少なくありません。
何故このようなことがいえるのかと申しますと、霊的なことでお金儲けをすると言うことは霊能者自身が仏様とかけ離れた考えであり、低次元のものには仏様は見えないし感じれないのが普通だからです。
波長や波動が合わないものに仏様を察知することは不可能です。
ブログ界隈でも多いのが○○の仏様との繋がってますみたいな触れ込みの人やセミナーやセッションを開くような人に仏様は絶対に賛同はしないということです。
その他、様々なお金儲けや我欲は仏様を遠ざけてしまいます。
少し逸れてしまいましたが、仏様とご縁をいただけましても奢ることなく礼節を重んじ謙虚に過ごしていれば、ずっと仏様と繋がっていけることにもなります。
さいごに
多くの人には仏様の存在自体がわからないかもしれませんが、今回書きましたように仏様の存在を信じて清浄な心で向き合っていけば良いのです。
仏様でありましても何らかのサインを頂けることも少なくなく、匂いや室内などで風や空気感また肌で感じる気配など様々な方法で存在を知らしめて頂けます。
そのほかにも言葉を下ろしてくれたり、何らかの導きを頂けることなども仏様との繋がりによるものがあります。
私が実際に仏様からの御加護や御力というものを頂いていることについては特殊なので書き控えますが、利他愛を実行していくなかで関わりを深く頂けたと感じています。
このようなことは誰もが仏様と繋がりを持てると言うことであり、世間で言われている祈願の方法や祀り方とかではないのです。
肝心なのは、仏様のお考えや存在の方向に沿えば繋がっていけるということです。
神仏はお願いするものでも何かを叶えてくれる都合の良い存在ではないことをご理解頂ければ幸いに思います。
では、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>