仏様といっても如来・菩薩・明王・天部といって仏様の位置する階層があります。この階層によって祈願が叶いやすい叶いにくいと分けることが出来ます。なぜ祈願に階層が関係するのかなどを説明していきます。
仏様の階層はご存知のように、上から如来・菩薩・明王・天部となります。
なぜ階層が高くなるほど祈願が叶いにくくなるのかというと、如来様クラスは修行の末に悟りを開いた状態にあり、菩薩様クラスは修行上位におられるような感じで衆生救済のための教化にご尽力なさられておられ、階層が下がるごとに人々のために動いていただける範囲も広くなっていきます。
これを分かりやすく人間の世界で例えると、大企業の社長から専務や部長や課長というような位置づけみたいなものかもしれません。
さて、平社員のあなたが話しやすいのは意見が通りやすいのはどの役職に位置している人でしょうか?といった感じです。
仏様を人間社会に置き換えるとは失礼な話ですが、説明しやすかったのでご了承下さい。
このように祈願するにも、仏様の階層を祈願の内容と照らし合わせてお願いする方が叶いやすくなるということになります。
前回も書きましたが、菩薩様とて一生拝んでも振り向いてくれないといわれる存在までおられますので、よくよく仏様の階層を判断することが良いと思います。
一般的に祈願が叶いやすいといわれる天部尊(ダキニ天様や聖天様など天の付く仏様)は、失礼がないように祈願し祈願が叶っても叶わなくても御礼参りは行ったほうが賢明といえましょう。
祈願が叶わなくてもというのは。。。祈願が叶わない理由があるためなので仏様に御動きいただいたという御礼はするべきだからです。
ハイリスクハイリターンではありませんが、天部尊は願いが叶いやすい分だけ礼節に厳しさを持たれていることを忘れてはなりません。
当たり前のことですが、祈願に行くにも身だしなみも整えられた方がよいです。
このようなことは祈願の内容によっては、階層上位である仏様であっても聞き届けて頂ける場合もありますが、仏様の中にも叶いやすい叶いにくいということがありますので説明させて頂くことにしました。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>