よく未来や老後のことが不安だという人の話を見聞きしますが、今を大切に生きることが未来の成長を築いていくものになり、運を良い流れに変えていくことにもなる最善の方法です。
はじめに
先日ネットを見ていますと、老後の資金として3000万円が必要ということに不安になられている書き込みがありました。
たしかに、マスコミの煽りを真に受けると、そうなるよねって思います。
世界でも類をみない『重税低福祉の国』に住んでいるのですから。。。
でも、その国民の代表を選び続けたのは国民の私たちの結果です。
このように『原因』があるから『結果』として現れているものであって、出会い頭の事故のように偶然に舞い降りた出来事ではないわけで、今を大切にするということは未来を大切にしていくことに繋がることになります。
そのほかにも、『お金』『健康』『教育費』『仕事』『大災害』『結婚』など、未来の不透明なものには不安が付きまとうものですが、なぜ今が大切なのかを説明していきます。
この世は思い通りにならないもの
平家物語のなかに『驕(おご)れるもの久しからず』というものがあり、これに対し豊臣秀吉は『驕らずとも久しからず』 と皮肉めいた言葉を残しています。
(驕る(おごる)とは・・思い上がりワガママに振舞うこと)
このように思いあがらず気を付けていても、外的要因によって長く続かないものだと豊臣秀吉は言っています。
こうしたことは天下人だけでなく個人にも言えることで、うまく事が運んでいたのに予期せぬことが起きて、思い通りにならないことがよくあります。
それが大災害・健康・人災・飢饉・犯罪・戦争・移民・不況なのか。。何が起こるかわからない一寸先は闇ということだったりもします。
未来のために万端に備えていても、その出来事に抗(あらが)えない何かが起きたりするものです。
(抗えない・・逆らえない、抵抗できない、従わざるをえないこと)
お釈迦様の教えにも『一切皆苦』(いっさいかいく)といって、世の中や人生の多くが『思い通りにならないこと』が『苦』であるという真理を説いておられるのです。
思い描いていた通りにならないから、不安やストレスにもなるのです。
このように物事をマイナスに捉えていても、何が起こるか分からないからこそ、今を大切に生きていきましょうって話です。
なるようにしかならない
どう思おうが、どう生きようが。。。
『人生は、なるようにしかなりません!』
みんな過去を振り返ってみられたら分かると思うのですが、「何とかなってきた」から今こうして居るのです。
どんなに厳しく辛いことがあっても、過ぎ去れば思い出の1ページです。
織田信長が桶狭間に出陣するときに謡った一句から。。
「人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり、一度生を得て滅せぬ者のあるべきか」
これを簡約すると。。。
今となっては寿命も50年ではなく100年といった感じになりますが、下天(人間の世界)を天界の時間に比べたら夢や幻のように短いものだ。命あるものは滅びてしまうから、死ぬ気になって思い切りやろう。
。。という感じでしょうか。
いくら頑張って長く生きても100年余りですから、天界(魂の世界)と比較すると夜露(よつゆ)のように短いから、今この一瞬を後悔なく生きることです。
明日も生きている保証なんて誰一人ありません。
ところで。。。
Q、「アリとキリギリス」、どちらの生き方が正解だと思いますか?
もちろん、色々な見解の違いはあると思います。
A、この答えは、どちらも正解です。。
この童話ですが、日本で例えると昭和と令和でも答えが違うと思うのですね。
昭和ですと、みんなが助け合い働いて豊かになっていけたのでアリさんです。
令和でいうと、権力者や支配層のために働いて幸福度ダダ下がりなので、キリギリスさんの方が正解ということになります。
私たちは支配層のために、アリのようにコツコツ働いて献上するために生まれて来たのではなく、自らが人生の主役として生まれてきてこの世を去っていくのです。
日本では、外国から多く移民が福祉の制度を受けて日本で好き勝手に生きていけるように、自国民ですから「究極は何とかなるもの」なんです。
要は、キリギリスでありながら賢く生きることが正解ではないのかと思います。
だからこそ、未来を過度に案じることなく今を大切に生きることです。
さいごに
あまりまとまりのない話になってしまいましたが、今を大切に生きるということは自分の未来を良くする流れを作ることになるものです。
不思議と見えない世界からの支援を受けられるものですから、未来を悲観するよりも短い人生を思いっきり生きてみて下さい。
失敗も成功の糧になるものですし、各々出来る範囲で人生の主役である自分を癒してあげることも良いことです。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。