死後の世界

子供の納骨について(時期・手元・寂しさなど)

大切な子供が旅立って、お寺の関係者などから納骨は早くしてあげた方がいいって話は本当なんだろうか?納骨せずに手元に置いておきたい・納骨して子供は寂しくないのか・納骨の時期や成仏の関係などについて説明していきます。

 

はじめに

大切な子供が旅立ってしまったときに、納骨についてのご相談を受けることが多いので記事に書かせて頂くことにしました。

お寺や葬儀関係者のいう早く納骨してあげる方が子供のために良いというのは本当なのか、親の立場からすれば少しでも長く手元に置いておきたいと思うものです。

子供が記憶にないご先祖のもとに納骨しても寂しくないのかといったことも心配になるものです。

それらの疑問などに対して、少しでも参考になればと思います。

 

納骨の慣習には疑問

納骨と成仏については、一切関係ないことについて説明していきます。

当ブログの他の記事にも書いていますが、江戸時代以前は一般の国民にはお墓すらなかった時代が長い間ありました。

このお墓の始りになったのは、江戸時代に徳川幕府により寺請制度(明治には廃止)といって、国民は寺の檀家にならないといけないといった流れがあります。

江戸時代から計算しても現代までで約500年ですが、これは仏教による死生観の考えが変わった事による納骨や法事といったものが、故人の成仏に結びついていったに過ぎないのです。

極端に言えばですが、じゃあそれまで(500年以上前)に亡くなった人は成仏出来なかったのかというと、そのようなことは一切ないわけです。

つまり慣習になっているものが正しいのかといえば、疑問といわざるを得ないのです。

 

納骨の時期と手元に置くこと

納骨の時期というのは、墓地埋葬法を見ても納骨時期についての規定はありません。

 

納骨というのは宗派・宗教による納骨の時期の定めというのもなしです。

 

つまり、納骨の時期に規定や義務というものは一切ないということです。

 

このことが現実であり、仏教的にも他宗教的にも納骨について手元に置いていても成仏に関しても問題がないということがお分かりいただける事と思います。

 

では、本当に大切な子供の遺骨を手元に置いていても霊的に問題がないのかということになりますが、一切問題がないと断言します。

特に子供の魂というのは、純粋無垢であり未練や執着というのもそれほど強くなく、旅立った先で御先祖や仏様の言うことがスムーズに聞けるので成仏が早いということがあります。

子供の魂は行動範囲が狭く親や家族の近くに居ることが多く、生前のルーティーン的な行動や行きたいところに行ったりはしますが、比較的親のそばに居るものです。

これが大人の人の死になると、どうしても様々な思いや未練や執着というのが強くなるので、供養を手厚くする必要があることも出てきます。

 

ということで、遺骨を仏教的にも法的にも思うだけ手元に置いていても大丈夫です。

そして。。。霊的にも成仏にも何ら問題は出ないということです。

 

お墓に埋葬すると寂しくないの?

厳しい言い方をしますと、遺骨というのは衣服のようなもので、旅立った子供が遺骨に執着することは殆どありません。

まず、人は亡くなっても肉体がなくなるだけで魂は生き続けます。

旅立ったあとも性格も好き嫌いも好きなキャラクターも生前のままで、自分の肉体が失くなったことに気付かないほど生前の感じでいるものです。

そのときには、病気や事故で亡くなった痛みというのは消えているので、とても元気なことの方が多いものです。

親や家族が泣いているので、そちらの方が気になって気になって何とか伝えたいけど伝えれないということが多くあります。

このような状態なので、納骨したところに居る方が稀で、お参りに来たときに来てくれるというのが本当の話なわけです。

このようなことが現実なので、納骨をしたからといって魂が遺骨に引きづられることはなく、衣服のように脱いだことを忘れるというのが一般的です。

御先祖や親族が入ったお墓が居場所というのは間違った見解ですから、納骨しても大切な子供は自分の近くに居てくれているほうが多いので、ひとり寂しいといったことは一切ありません。

 

さいごに

いきなり年明けの初めの記事が子供の遺骨の記事になりましたが、イトケンとしましては人の幸福よりも少しでも人の役に立つことを主体としていますのでご了承願います。

大切な子供を亡くすということは、自分の苦しみよりも大きいものと感じます。

しかし親が想う以上に旅立ったお子様は元気であり、最初は寂しくても順応性がありますから、生前と同じように自分の子供として親が寂しくないようにしてあげることが一番です。

 

では、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>

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