その念の強さゆえに生霊は怨念霊の中でも厄介なものであることは間違いありませんが、本人だけでなく家族や恋人にも霊障や災いの影響があるさらに厄介なケースを説明していきます。
はじめに
生霊の霊障にも様々な程度がありますが、そのなかでも今回は最も厄介なケースとして紹介させて頂きます。
このパターンに該当する場合は、生霊が飛んできた本人だけでなく家族や恋人などにも影響を及ぼし不運や不幸が続くという可能性があります。
生霊で厄介なケースとは?
生霊って全て同じ程度のものと思う人もいるかもしれませんが、怨念系や因縁系の霊にはそれに同調するものが存在するのです。
人間の世界でも同じような人種が集団で悪いことをするように、霊の世界にも引き寄せあったり波動の同調などによって加担して攻撃してくることがあります。
その同調や加担するものが、同じ怨念をもった霊や魔物というものです。
このようなものが重なってきますと、生霊を飛ばされた人に相当な影響を与えることも然りですが、その家族や恋人に不運や不幸が続いていくことになります。
厄介なケースがどのようにして起こる
この厄介なケースが、生霊だけでなく同調する怨念霊や魔物が関与することは前項で説明させて頂きました。
では、同調する霊や魔物がどのように絡んでくるのか、まず二通りのものを説明していきます。
①生霊の念に同調した霊や魔物が、対象者(生霊を飛ばされている人)に取り憑いている時に偶然に居合わせたり引き寄せられるケース。
同調する念の強い霊といっても浮遊霊のようなものではなく、同じような相当強い怨みの念をもった怨念系の霊か悪霊と化したものです。
②生霊自体が、波動の合った霊や魔物を巻き込むケース。
これは生霊の怨みの念を察知して寄ってきたものが同情しながら、一緒になって対象者を破滅の方向に向かわせる巧みな存在です。
というのが、生霊に同調した霊や魔物が絡むケースです。
生霊に同調した霊や魔物が絡むとどうなる?
生霊単体でも怨念の強さから生霊に取り憑かれた人は相当の影響を受けるのですが、同調した霊や魔物が絡むと相当厄介なことになります。
最悪は、精神の崩壊をしたり死といったことにもなりかねません。
死というのは、動機不明の自死ですね。
よくあるパターンは、生霊に取り憑かれた人が自分であって自分でないような感覚と感じたり、家族や恋人から見て人格が変わったように見えたり、無意識にボーッとする時間が増えたりします。
対象者が死んだあとも、その家族や恋人に不運や不幸が続くことも少なくありません。
なぜ生霊に取り憑かれた人以外にも不運や不幸を被るのかといえば、こうした同調した怨念霊や魔物が離れることなく災いを起こすからです。
このような場合に、生霊自体の念が収まっているのに負の連鎖だけが止まらないケースというものが時々見られます。
こうしたケースの対処法は?
生霊を飛ばされる原因となった人であれば心当たりがあるはずなので、その人に謝罪して許しを乞い自己の行ないを悔い改めることから始めます。
しかし、同調因子(怨念霊や魔物)は消えないので、祈祷専門のお寺か能力のある霊能者や祈祷師に祓ってもらうしかありません。
生霊の同調因子によって、対象者が自殺した場合で家族や恋人などに不運や不幸が続くようなことがあれば、上記と同様に祈祷専門のお寺か能力のある霊能者や祈祷師に祓ってもらうことです。
しかし、その家族や恋人には注意点が一つあります。
それは、生霊の同調因子によって精神崩壊や自殺に追い込まれた人を正当化したり庇ったりすると、祓ってもらっても意味がなくなります。
同調因子となった怨念霊や魔物を祓うのは、どれほどの能力があっても人間ではなく神仏のような存在であるために依頼者の心は見透かされるからです。
自殺に追い込まれた人の行ないで問題が起きているのに、それを安易な考えで祓いさえすれば解決するだろうといった考えは、人間の世界にしか誤魔化しは通用しません。
こうなりますと、もう負の連鎖が止まらず救いようがないということにもなります。
さいごに
今回は、生霊という怨念系の霊には現実にある話です。
今回紹介させていただいたパターンは最悪なものですが、一般の人には結びつかないと思うので書かせていただくことにしました。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。m(_ _)m