徳を積むということは因果そのものを示し、善なる行ないをするものは今世を含み後世の人生にプラスの影響を与えるものという本当の意味効果についてお伝えしていきたいと思います。

 

はじめに

私たちの運命は、過去世からの因果がすべて影響して現在があるのです。

 

善い行ないを積めば功徳に恵まれることになり、悪い行ないをしていれば幸せも長続きせず不運な影響を輪廻を跨いで受けることになります。

 

だからといって、徳を積むことが地位や名誉といったステータスまた裕福な生活といったことに繋がるものではありません。

 

地位や名誉また裕福といったものは人間の欲を満たすだけのものであって、そこを勘違いなさられないで下さい。

 

徳を積むとは具体的に

徳を積むといっても、何をどうしていいのか分からないこともあると思います。

 

そこで少し具体的に『徳を積む』とは、どのような感じかをお伝えしていこうと思います。

 

よく勘違いしている人がいるのですが、『徳を積む』ということは見返りを求めようとしてするものではありません。

 

善い行ないを為(な)そうとする気持ちであれば偽善にもなり、損得勘定のなかで動いたことになり徳の報いにも計算が入ったものになってしまいます。

 

《為そうとする。。。ある目的に対して下心をもってすること。》

 

もちろん善い行ないは、やらないよりやったほうが良いに越したことはありませんが、駆け引きや損得勘定になっていては身になるものも身にならないと感じます。

 

徳を積むことは何らかの動作を伴うことが多いですが『心』が重要であり、家の掃除したり物を大切にしたり身の回りをよくしたりといった自己の世界のものでもありません。

 

もちろん清浄な環境で過ごすことは『精神的』にも『気の流れ』も良くなりますが、他人への働きかけはゼロなので徳を積むには至っていません。

 

 

では、徳を積むとは、どのようなものがあるのか説明していきます。

 

他人や困っている人に手を差し伸べたり親切にすることだったりします。(善意を逆手に取る人がいるので注意が必要な世の中になりましたが・・・)

 

身近なものでいえば、電車などの公共の乗り物でお年寄りや身体の不自由な人に席を譲ったりサポートをしたり、道に足を滑らしてケガをしそうなものが落ちていたら除けてみたりということも徳を積む一つになっていきます。

 

困っている人の身になってボランティアすることも然り、多くの人が悩み苦しんでいることに対して良い方向に導いたり気付きを与えるようなことです。

 

自分よりも他人が幸せになるように願ったりサポートをする。

 

可能な限り、動植物の殺生をしないのも大切なことの1つです。

 

徳を積む意味と効果について

徳を積むということは今世や来世以降に功徳が現れてきますが、これらは今後に悪行を行なわなければ後世に続いていきます。

 

徳を積むと因果は似ているような感じがしますが違いといえば、前者は働きかけを必要とし後者は自分の行ないのすべてが結果として現れるといったものです。

 

もっと突き詰めていえば、徳を積むとは利他愛に通ずるものであると言えましょう。

 

自分のことよりも他人の役に立とうとする行ないが『徳を得る』ことになり、知らぬ間に様々な功徳を授かることになります。

 

ここで少し付け加えますが、他人に施すということは他人の先祖にも感謝されることになり更なる功徳となって返ってくることがあります。

 

では、その功徳とは如何なるものかお伝えしようと思います。

 

まず人間よりも次元の高い存在と繋がりやすくなるということです。

 

それは自分の霊格や波動が上がることになり、高次元や神仏といった存在からのお言葉を授かったり脳裏に浮かんでくるようになります。

 

もちろん、神仏からの働きかけも受けれるので神仏との縁が出来ることもあります。

 

人に恵まれるようになり、たとえ少数でも良い人との御縁ができやすくなる。

 

生活の裕福さについては前述しましたが、個人の努力や人生の学びがあるので裕福になれるかといえば個人の努力や境遇によるので功徳とは関係ありません。

 

しかし、持ち合わせた性格よりも心が豊かになるので、苦労の視点といったものも高い見地(観点)でみれるようになります。

 

危機回避能力があがるために、災いに巻き込まれることが格段に減ります。

 

まったく平穏無事に過ごせるとは言ってはいませんが、災いが起きても不思議と大ごとになりにくくなります。

 

視点や思考が変わるために善行が増えるので、後世に積み重なって良い報いが受けれるようになります。

 

欲を欠かず利他を中心に考えるために、ここぞという時に願いが叶いやすくなります。

 

まだまだ功徳はあると思いますが、スッと浮かんできたものは以上です。

 

さいごに

徳を積もうと考えたり思える時期があるのかもしれませんが、そうしたことを思えるようになったときは良い転機と捉えて下さい。

 

間違いのないことですから。。。

 

今日も1日良い人生を送って下さい。

 

 

それでは、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>