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因果応報とは今世だけでなく来世に引き継ぐもの

因果応報とは、良い行ないも悪い行ないも今世だけでなく来世に引き継ぐものであって、いまの境遇は過去世の何らかの因果今世に返ってきて幸福であったり不幸や不運な目に遭っているのです。この絶対的な因果応報について説明していきます。

 

因果応報とは・・・

誰もが知っている言葉で、どのような意味かは既知なこととは思いますが、魂は死なないために想像以上に大切なことなので改めて説明から始めます。

 

因果応報とは、すべての結果(現在の状況)には原因があるということです。

自らが過去世や今世で作った原因であって、勝手に降りかかってくるものではありません。

 

わかりやすく言えば、今世で他人をイジメたり貶めたり(=見下す・バカにしたり軽蔑すること)ということは今世で何の心配をしなくて済んだとしても、次に生まれ変わってくるときには自分に返ってくるということです。

逆にいえば、今世で人から嫌な思いを受けているということは、記憶がなくても過去世の行ないであったり今世の自分の行ないが災いを生んでいる結果なのです。

 

多くの人は、因果は今世だけのもので後世において返ってくる平等なこととは知らず、因果が返って来た人は偶然の不運や不幸とさえ思ったりします。

しかし現実は今世の行ないだけが反映されるのではなく、すべての行ないは時間の長短に違いはあれど、往々にして後世に返ってくることも普通によくあります。

つまり来世に転生したときに何らかの不運を嘆いたり苦しだり、酷い場合は耐えきれず自死してしまったりすることになります。

 

ですが。。。身に覚えないことは不運でしかないと思う人が多数だと感じます。

なぜならば、過去世なんて知る由もなく、そんなこと言われても理解できないと思うのがオチだからです。

ということで、これから因果について説明していきます。

 

今世の境遇は過去世の影響が大きいもの

冒頭でも触れましたが、周りの人を見れば幸せな人がいたり、やることなすことマイナスに出る人がいるように、生まれながらに好ましくない不運な環境に身を置く人もいます。

でも、誰もが恵まれた環境や境遇に生まれたい過ごしたいと願いますが、この差は何なんだろうと疑問が湧くものです。

この原因は、例えば他人から何らかの被害を被るような人は過去世で自分が蒔いた種(行ない)を今世で受けてしまっている(返ってきている)に過ぎないのです。

もうひとつは、未熟な魂は比較的に苦労が少ない境遇であったりしますが、近年ではこの未熟な魂が他人をイジメたり貶めたりして沢山の因果を作っていることを目にします。

このような人は、次(来世)に生まれてくるときには、様々な因果を背負って生きることになるので、バカにされたりイジメられたり貶められたり社会から弾かれてしまうような境遇を経験することになります。

このことを物に例えますと、新品は傷も汚れもなく中古は傷があったり汚れていたりするように、魂の成長具合によって物に例えた傷や汚れが原因や経験であり、次に再生するときに新品とはいかずとも原形に戻すために修復するのが結果というものです。

こんなことを書きますと「いやいや、そんな修復なんていらない」とか「死ねばリセットされるから関係ない」と思われるなら、好きにすればよいと思います。

生まれながらに劣悪な環境に生まれる人、成人してから不運や不幸が続く人、同じように生きてて差が出るのは単に運ではなく、肉体が朽ちた後に魂になれば徐々にわかり始めることです。

スピリチュアルな人たちは、赤ちゃんは親を選んで生まれてくるといいますが、誰も暴力的であったり貧しく愛情がない親には生まれたくないのはわかる通り、様々なものが関係してその親の元に生まれるのです。

こうしたように、様々な境遇は過去世からのものを清算しないといけない運命が絡み合っているわけです。

 

因果応報とは今世で返ってくる方が救いである

因果応報が返ってきて何が救いなんだと思われるかもしれませんが、生まれてから今まで大して悪いこともしていないのに、ツイてないとか不運な人生のほうが嫌だと思いませんか?

まだ今世の因果が返ってきているならば原因も分かり、仕方ないとも思えるでしょう。

しかし。。。身に覚えのない不運や不幸なんて理解できないものはありません。

人間の能力には過去世を振り返るチカラもなければ、誰も過去行ないに対して詳細を教えてくれるものはいないので、一寸先は闇の如く常に手探り状態です。

何も悪いこともしていないのに、何で・・・ってなるのです。

言っておきますが、犯罪的なことを犯して罪を償えば終わりと思う人もいるかもしれませんが、それは人間の世界の法律であって霊的に因果は消えるものではありません。

ガラスを投げれば割れることが多いですが、割れたものを元通りに修復できないのと同じで、人の心も同様にそれを修復するためには身を挺さねば無理なものと同じです。

 

この因果の原因を作り今世で因果応報として返ってこない場合ですが、死後の世界での生活の中で良いことも悪いことも走馬灯のように映像が甦ってきます。

周りをみれば平穏な空間で満ち足りた生活をしているのに、自分には害を与えたことだけでなく対象となった人が苦しんで姿まで浮かんできたり、そうした念を周りにも悟られることにより平穏な世界にさえ身を置けなくなり、同じように心の歪んだものが多くいる世界で貶め合いを始めるわけです。

そのことがダメなことだったんだと気付くころには、懺悔の気持ちになり自らが苦しい境遇を志願し生まれ直すことを望むようになります。

 

悪しき行ないに気付いたらスグに改心すること

不倫・浮気・イジメ・誹謗中傷・悪口・詐欺・暴力・不義理・犯罪行為など上げたらきりありませんが、このようなものすべてが因果応報を生む原因となるものです。

今世で、恋人に恵まれない・結婚できないなどという人は過去世の原因が結果として返ってきていると思ってもよく、容姿や自分のステイタスなどが問題ではないのです。

 

因果は、色々ありますが気付いた時点で消えるものではないが気付いて傷口を広げないことが大切になっていきます。

できれば改心して、少しでも業(ごう)という原因を軽減されるべしです。

 

特に最近多いのが誹謗中所やイジメでしょうか。。。

人間社会では格差というのがありますが、いったん霊の世界に帰りますと階層はあれど平等な世の中なので、死後に自分の行ないを悔いることになってしまいます。

先に述べましたように、みんながいる世界で一緒になんて望めなくなりますので、信じるか否かは別として自らの愚かさには早急に気付くべきと思います。

 

因果とは悪いものばかりではない

因果について、悪い方のことばかり書いてきましたが、善い行ないも因果として積み重なっていくものです。

人に手を差し伸べたり利他愛のような行為は、仏教でいう善行を積む行為となります。

そんなことをして得になるの?と思ううちは、まだまだ未熟なのでしょう。

 

善行というのは、様々なことを経験していくうちに心から湧くものですから、常に相手の立場に立ってものを考えていくことも大切です。

よく自分が幸せでなければ他人を幸せに出来ないというのは間違いで、如何なる境遇におかれていても出来ることはあるものです。

物質(モノやお金など)もよいですが、心を手向けてあげることさえ善行だったりするのです。人の念は意外なパワーを秘めているものですから、何も出来なくてもそのようなことから始めると良いです。

 

このような善い行いは、自分の幸せにつながる行為であるとともに、来世にも影響していくのです。

他人に手を差し伸べる行為は、その他人の御先祖にも届くことになり、意外なところ(霊的)から良いお返しという因果というのも含まれるのです。

 

因果のなかには因縁(怨念)霊で困ることも。。。

ここまで、一般的な因果について書いてきましたが、最近閉鎖した「お問い合わせ」にも因果が因縁となって、因縁(怨念)霊になって現れたり、気付かずに悪い流れのまま人生を過ごされている人を見受けます。

因果とは過去世の行ないに対して、他人に悪しき行ないをしたために恨まれて自分だけでなく家族の状況まで不運に見舞われるケースもあるのです。

一般的に霊障といえば、なにか分かりやすいものと思われるものですが、人の怒り方も違うように気付かないまま悪い方向に仕向けられていくことも霊障としてあります。

人によって霊障のあらわれ方も様々です。

 

この因縁(怨念)をもった霊ですが、時間の経過が長いほど一般の除霊が出来る霊能者には解決できないほど恐ろしい状況を生むことさえあります。

というのは、本当にあった話ですが、過去世から恨んでいる霊が悪い方向へ対象者を陥れるように仕向けたりしていたのですが、そのうちに怨念を持った霊が一体であったはずが、時間の経過とともに念に同調した霊が集まりドグロを巻くように災いを起こすことがありました。

こうなってしまいますと、対処しようとするものは遠ざけようとしてくることが常です。

それに気付いて、方法を間違えないようにしないと厄介だったりしますが、その一件は解決に導きましたが、意外や意外にこういった形で現れることも知られていないだけで少なくないようです。

 

この霊的なものについては、こういったこともあるという程度にとどめます。

 

さいごに

 

因果応報は、よく聞く言葉ですが絶対なので気をつけていただきたいと思います。

 

誤解されている人も多いようなので書きましたが、長くなりましたのこの辺で終わります。

 

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>

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