生霊

生霊の除霊は難易度が高い

生霊の除霊に関しては様々な情報を散見しますが、個人や一般の霊能者が除霊できるほど簡単なものではなく、いいところ生霊除霊しても戻ってきてしまう結末を迎えることが非常に多いと感じます。

 

生霊を根本から除霊できる霊能者は、全体の数%がいいところです。

ゆえに、個人で生霊返しをしても、火に油を注ぐ程度のものにしかなりません。

ネット上には、安易に生霊の除霊について書かれていますが、現実には難易度が比較的高いものの一つです。

 

 

生霊の除霊『戻ってくる』とは

生霊といっても、その種類も嫉み・妬み・好意を抱くものから、恨みや憎しみといった念から発せられるものです。

 

前者は、生霊なのかというレベルで、軽いものが多いと感じます。

 

しかし、後者の恨みや憎しみの念からくる生霊は、原因があって起こるので一つ縄で抑えることは容易でありません。

 

ハッキリ言いまして、原因を作った人が霊障を被っているものを、ないものにしようとする方が虫が良すぎる話だからです。

 

それを第三者である霊能者に生霊の除霊を依頼して、「どの神仏が力を貸してくれるのでしょう」ということになります。

 

おそらく、生霊経験の少ない霊能者は、不動明王一択でお願いすることでしょう。

 

結果は、一度祓えても『また戻ってきた』というお決まりのパターンです。

 

この除霊は何回やっても同じで、生霊を飛ばしている人の怨念が収まるまで続きます。

 

もちろん、それをわかって不動明王様にお願いすることもありますが、根本の除霊として完結することはありません。

 

不動明王様の御力は絶大ですが、当事者の行ないに問題があるので、それほど都合よくいかないのが現実です。

 

仏様は清浄であり正当な考えをお持ちですから、祈願したものだけを贔屓することはあり得ないのです。

 

生霊の除霊が難易度の高い理由

まず、生霊の根本除霊は、広く知られた不動明王様ではありません。

 

「生霊返ししたら生霊が消えた」「霊能者にお願いしたらスグに除霊出来た」というのは、もともと生霊ではなかったのです。

 

なんらか酷い仕打ちを受けて憎んだり恨んでいるところに、仏様が出てきても「はいそうですか忘れます」にはならないと思います。

 

善悪関係なく、一方的に霊を封じ込めるためには、清浄な仏様では無理というものです。

 

つまり。。ダークな部分をお持ちになられた神仏にお願いすることが出来る人しか、完璧な除霊は出来ません。

 

道理の通らない除霊は、当然に霊能者もリスクを被ってしまいかねない可能性があります。

 

こうしたことを知らない霊能者が多すぎますが、実際に経験を積んでいくと言っていることが理解できるでしょう。

 

このように、生霊の除霊は難易度が高いので、そう簡単に対処できるものというのは誤っています。

 

不動明王と生霊

不動明王様はとても慈悲深い存在ですので、一般の人でも霊能者でも瞬間だけでも霊を遠ざけてくれることは聞き入れて下さいます。

 

「除霊して下さい」とお願いしたときだけは、風が吹いたように障りは収まりますが、再度飛んできたときは元の木阿弥状態です。

 

軽率な行為であれ悪行であれ、自分で蒔いた種は自分で刈らないといけないのが、人間の基本というものです。

 

そのため仏教では、因果応報という戒めがあるわけです。

 

当方も不動明王様にお願いして、一時的な除霊を行なうことはありますが、強制力の強い神仏にお願いすることは躊躇します。

 

生霊を完全に封じ込めることが出来るか否か以前の問題で、生霊も本来は被害者と考えれば、強く出れるものではないのです。

 

さいごに

どうもスピリチュアルには、眉唾物が多いと感じます。

 

生霊は除霊したり封じ込めるよりも、謝罪や改心することが最優先です。

 

毎年、生霊の関与によって、殺される事案は少なくありませんよ。

 

何を信じるかは、各々で判断して下さればと思います。

 

それでは、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>