霊力というのは、人それぞれ大きな違いがあっても生まれながらに持ち合わせているもので、その霊力を上げるために必要なことは他力本願ではなく、自分を高めることに始まるのです。
霊力と霊能力のちがいについては、スピリチュアルでは色々な見解があり、ややこしいですが霊力は魂(霊)の力です。
このあたりは、前回の記事に書いていますので、サッと擦れるだけにして霊力に必要なことについて触れていきます。
霊力を上げるための誤解
世の中には、たくさんのお坊さんがいてますが、霊力をお持ちの人ばかりでしょうか?
仏様に仕えて仏の教えを学び、日々お経を唱えて様々な修行をされた人たちです。
わかりますよね。。。
つまり霊力とは、お経を唱えたり修行を積むことだけでは、身に付かないわけです。
なかには、素晴らしいお坊さんも沢山おられますが、僧階に関係なく職業坊主やパフォーマーだけのお坊さんも少なくないのが現実なところです。
お坊さんパフォーマーは、YouTubeなどで目にすることが出来ますが、一見すごいと思ってしまう自分もいますけど。。
作法などは興味あるので、フォローしてますが、見た目より霊力はなさそうに感じます。
縁起物や天然石を身に着けたり、家に置くだけで霊力が付くわけもありません。
見えない世界とつながるための物は、その物を重要視するのではなく、意識が影響を与えていくのです。
もともと自然にはパワーがあり、誰もがその恩恵を授かっていますが、天然石も地球上にあるただの石でしかありません。
もし天然石からパワーをもらえるなら、採掘している人や現地に住まう人々は、みんな霊力が凄まじいことにもなると思うのです。
わからない人が多いですが、この世のすべての物質は肉体をもった期間限定のもので、霊(魂)の世界との整合性(一致するもの)は一切ありません。
般若心経には、そのことが書かれている通りです。
付け加えますが、物質はそうであっても、魂と魂の関係はつながりをもちます。
霊力を上げるために必要なこと
霊視や霊感のことを霊力という人もいますが、つまるところ個人的な能力か見えない存在の力を借りるかの違いです。
前者の個人的な能力とは、霊視や霊感などのことです。
何かを察知するにしても、自分にそなわった能力で察知するのか、神仏や先祖の支援によって感じるのかみたいなもの。。。
霊視や霊感などをお持ちの人は、人格や心の清浄さは必要ありません。
しかし、霊力をもつ人は人格や心の清浄さが求められます。
《清浄とは=清らかで、けがれがないことです。》
仏教の世界では、五戒という5つの戒めを守る行動指針とされていますが、この五戒を最低限でも守らなければ霊力は上がりません。
では、五戒とは。。
〇不殺生戒(ふせっしょうかい)
すべての生き物を殺してはいけない。命の尊厳を大切にする。
現代でいえば、人を傷付ける行為も準ずると思います。
〇不偸盗戒(ふちゅうとうかい)
盗みを働かない。人のものを盗らない(不倫含む)
〇不邪淫戒(ふじゃいんかい)
不倫・不適切な性行為をしない。
〇不妄言戒(ふもうげんかい)
真実を語り、ウソをついてはならない。
〇不飲酒戒(ふいんしゅかい)
お酒のみならず、薬物を含め心を乱すものを摂取しない。
お酒を嗜む程度は、問題ないと個人的には思います。
仏教の五戒は、あくまで参考ですが、あーこれ霊力に必要だなって思います。
霊力も生まれながらに(?)持ち合わせた人もいるようで、やはり過去世からの影響も否めない部分もあると感じます。
結論を申しますと。。
霊力を上げるためには、心を磨いていかなければいけません。
とはいえ、心を磨くってどうしたらいいのか分かりませんよね。
まずは、ベースの『五戒』の意味を十分理解して、それを実践しながら周りの人に合わせるのではなく、魂としてどう生きるべきかを考え行動する。
死後の世界を学び、これまでの自分目線ではなく、後ろの大きな自分のオーラを本来の自分と考えて物事を見ていく。
なんというか、自分を客観的に別の自分が見ていくと言ったらいいのか。。
そんなことも大切な一面だと感じます。
常日頃から、自分の生活を改めるというよりも、なるべく感謝する心をもち清浄に生きることこそ、霊力が開ける道筋になっていくのです。
そこから、修行をしたりお経を唱えていけば、霊力は身に付いていきます。
とはいえ、心を変えることが一番難しいのですが。。。
さいごに
霊力は上げることにメリットが大きいので、何らか参考にしていただければ幸いです。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>