故人の声を聞くといった「霊媒」という鑑定ですが、日本では一般的に「口寄せ」と言われているもので、霊媒者や霊媒師なるものが多く見受けられるようになってきましたが、ニセモノが横行しているように感じますので、注意して欲しいことを書いていきます。
霊媒師(者)に対して故人の詳細は不要
まさか、このような記事を書くことになるとは思いもしませんでしたが、最近色々なサイトで「故人の声を聞きます」とか「死者からのメッセージをお届けします」といったものを見かけるようになりました。
せめてニセモノに合わないために参考になればと思い、実際の経験者だからこそ分かる部分でもあるので説明していきます。
なぜ霊媒師や霊媒者というものに対して、相談するときに詳細を伝えなくて良いかという話になりますが、ここで霊媒師(者)にお伝えするのは故人の名前だけで問題なく、相談者が関わることで故人の霊と相談者との繋がりから霊が憑依するということが普通といえるからです。
このことは私のなかでの普通ですが、霊的なものに対して関係(縁や繋がり)のあるものの思念というものが、霊を呼び寄せることにとても効果的であると言えます。
霊媒師や霊媒者というものに詳細を伝えないといけないということは、極端な話になりますが素人でも適当な答えを返せることが可能になるというわけです。
本当に故人の霊が降りて(憑依して)きてくれたならば、詳細など説明しなくとも故人が全てを把握した状態で旅立っているので、故人が伝えてくれることになります。
ということですので、『霊媒』といった関連したもので「故人の声を聞きます」「死者のメッセージを伝えます」といった鑑定などは、詳細を聞かれた時点でニセモノと疑った方が良いというのが一点です。
では、次に『霊媒』という関連の霊媒師や霊媒者といったものが、世の中にどれだけ本物がいるのか目安として説明していきます。
本物の霊媒師・霊媒者はいるのか?
青森県の恐山というところにイタコ(=死者の魂を自身に憑依させ言葉を伝える女性の霊媒師)と呼ばれる人たちがいたとかいるとか、スピリチュアルが好きな人ならご存知かもしれませんが、それほど口寄せという霊媒をするということは全国的にみても特異な存在であるということです。
それがネットなどを検索すると、いとも簡単にたくさん出てくることの方がおかしいわけです。
私が直接そのような自称霊媒師や霊媒者というものと関わったことも関わる気もありませんが、ネット検索して出てくるものは間違いなく9割以上はニセモノであると判断できます。
では次で『霊媒』という霊媒師や霊媒者について、ニセモノの判断基準をお伝えしていきます。
霊媒師や霊媒者のニセモノの判断基準
実体験してきたからお伝えできるものですので、これから霊媒という関連の「故人の声を聞きます」とか「死者からのメッセージをお届けします」といった、霊を憑依させて話すものについて判断すべき事柄を書いていきます。
いまから書くことは、もしも依頼されるようなときがあれば、ぜひ参考にしてみて下さい。
⑴ 文中にも書きましたが絶対に故人の詳細は伝えない
⑵ 伝えていいものは、故人の名前や故人の住んでいた地域のみ
⑶ 霊媒に憑依するということは、口調も話す癖も生前のままであるということ
⑷ 方言や訛りがあるときは、生前と同じ状態で方言や訛りが出るもの
⑸ 詳細を伝えなくても故人が本人なら状況は知っていて当然であるということ
⑹ 故人が相談者への呼び方も生前のままである(ママ、お母さん、名前など)
⑺ 故人の霊が必ず降りてくるとも限らない(相談者との関係にもよる)
⑻ 生前の好物や嗜好というものも死後も継続する(霊媒に問うてもよいと思います)
⑼ 故人が呼ばれていた呼称(生前の呼び名)を問う
⑽ 霊媒師(者)が嫌いなものでも故人の霊が憑依すると抵抗がなくなる
⑾ 万一、霊媒師(者)に憑依した故人がお酒を大量に飲んでも霊媒は酔わないもの(試せないですが・・・)
など、すぐ思いつくところでピックアップしてみました。
さいごに
霊媒という手の霊媒師や霊媒者というものにニセモノが横行しているようなので、大切な故人や愛する子供や恋人などと話したいと藁にも縋る思いの人たちが騙されないように、少しでも参考になればと思い書いてみました。
死というものが永遠の別れではないのですが、頭でわかっていても経験しないと信じることもままならないと思います。
しかし必ず旅立った大切な人は魂(霊体)として生き続け、自分が寿命を迎えたときには再会することも一緒にいることも叶いやすいので、それを信じて故人のためにも故人の分も辛苦を乗り越えていって頂きたいと願うばかりです。
では、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>