一般的に除霊というと内容を問わず依頼されるものは全て受け入れるように思われがちですが、本来の除霊は処置を行なうに相応しい対象となる人を選ぶことから始まります。
はじめに
スピリチュアルや心霊漫画などからだと、霊障を受けている人は霊能者に頼めば何とかしてくれるものと思いがちです。
ところが現実はそのようなことはなく、お伺いした内容によるのです。
むろん、安請け合いするものや能力のないものは受けてくれると思いますが、それは素人でも対処できる程度のものしか解決に至りません。
そこで、なぜ除霊の対象とする人を選ぶのかについて説明していきます。
除霊は対象とする人を選ぶ理由
この課題については、いくつかの種類があります。
まずは過去世や現世を含むなかで、依頼者に非があるようなときには、霊能者や除霊師は除霊を基本的に行ないません。
自らが招いた非(業)は、許しを乞うまで謝罪を続けるべきなのです。
つまり、因果応報の如く霊障も甘んじて受けよということです。
もう一つは除霊を簡単に考えていて、お金を払えば済むとか感謝が出来ない(薄い)ような人は、対象者として向きません。
これは後で説明いたしますが、除霊や浄霊の能力は神仏などの御力をお借りすることから、礼節を欠くものは論外となります。
態度が表面的に霊能者や除霊師にバレなくとも、神仏の目は誤魔化せませんので、除霊が失敗に終わることが往々にしてあります。
勘違いしている人が多いようですが、除霊や浄霊は霊能者や除霊師の自らの力で出来るものではなく、御神仏の恩恵を賜っているのです。
神社やお寺に参拝に行って失礼のないように振舞うことと、除霊は変わらないものと解釈するがよろしいと思います。
つまり。。除霊で救われたなら御神仏に感謝したり、その報いを他者に還元するぐらいの気持ちを持ちたいものです。
霊能者や除霊師に対しては、報酬だったりお礼を伝えるだけで良いと思います。
霊能者や除霊師は大きく分けて二分する
除霊を行なうには、霊能者が自らの力を使う(己を贄にする)ものや、神仏などの次元の高い存在に委ねるかのいずれかです。
スピリチュアル界隈で多いのが前者で、不動明王と繋がっていると勘違いしているものが少なくありません。
そうした人たちは、一般の人が出来る程度の除霊しかできないものです。
このレベルの人であれば、どんな内容でも除霊を受けてくれることでしょう。
ひと言付け加えれば、その状況によって祈念する御神仏も変わるので、不動明王様が除霊の主体とは限らないわけです。
そして、後者の神仏や高次元の御力を授かるような霊能者や除霊師は、そうした存在を念頭に除霊の判断をすることになります。
法力は自分の力ではないと自覚していますので、このような見解が生まれます。
さいごに
あまり知られていない事のように思いましたので、書いてみました。
イトケンも未熟満載なので、日々経験のもと色々と見解も変わってきています。
除霊の依頼を受けると霊障を貰うことが多いので、生業にしたいと思いませんね。。。
それでは、このへんで終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>