とある地域に祀られている地蔵仏の祠には、手入れがされていて常にお供え物がされ子供から老人まで手を合わせている様子でしたが、そこには地蔵菩薩ではなく農夫霊が入っていたという話です。

 

はじめに

当ブログでは、以前に「道端にある祠」のことを記事にしていますが、その当時は霊媒を通じて関わったのは約10年も前のことでした。

 

今回の話は、あれから僅かでも経験を増したなかで、最近関わることになった話です。

 

道端の祠や道祖神について

道端にある仏様が入る祠の起源というものは、道祖神(道を司る神様)からくるもので、もともと中国由来のものでした。

 

紀元前から続くこの信仰が中国から日本に伝わり、少し形を変えて日本古来の土着信仰の対象となっていったようです。

 

道端の祠や道祖神は、旅人や通行人の安全祈願・五穀豊穣祈願・厄災除け・村人(地域の人)の心の拠り所などとして信仰されます。

 

こうしたものが、全国の村々で建立されたり、個人で作られたりしていきました。

 

それゆえ、すべての祠や道祖神に御霊が入っていたり、道が繋がっているとは限らないというのが現実的な部分です。

 

道端の祠から地蔵仏の姿で現れる

今回対象とする祠は、いつも花や食物が供えられていて、毎日のように老婆が熱心に手を合わせていたという。

 

そんなところに仏様以外のものが入っていると、誰が想像できましょう。

 

とある機会によって、この祠に対して対処の話が舞い込みます。

 

すると。。この祠から出てきたのは、地蔵菩薩の姿をしたものが現れました。

 

私が、「そのもの、地蔵菩薩の格好をしておるが、それは真の姿か?」と問いました。

 

「そうでなければ、本来の姿に戻られよ」と諭します。

 

最初は沈黙を通していましたが、そこに現れた本来の姿は農夫だったのです。

 

※一般の故人でも長い間その(祠の)意識下にいますと、本来の自分を忘れて仏様のような姿になったりすることがあります。

 

このあたりが、人間が本物の仏様と見間違える要因と多いものです。

 

地蔵仏の姿をして現れた農夫に問う

最初、人間の姿をさらけ出した農夫は、「ここは、わしらの縄張りだから、お前には関係ない」と、強い剣幕でまくし立ててきます。

 

触れてくれるなと言わんばかりです。

 

しかし、そこは見逃すわけにはいきません。

 

そこで。。。ここからは会話の内容を抜粋します。

 

 

(私)そこに居て、仏様のような力が付きましたか?

 

(農夫)力は全くつかない。

 

(私)地域の人がお祀りされて、あなたは何か恩を返したのですか?

 

(農夫)何も返していない。。

 

(私)では、それに甘んじていたわけですね?

 

(農夫)まぁ。。。そうです。

 

(私)悪いことをしていると思わなかったのか?

 

(農夫)どうしていいのかわからない。

 

(私)その祠に、だいたい何年ぐらい入っていたのですか?

 

(農夫)なんとなく500年ぐらいは、居てたと思う。

 

このように祠に入ってしまうと、どうしていいのかわからないまま、数百年と居座ってしまう故人の霊が少なくないと感じます。

 

すると。。。後ろに奥さんの霊が現れる。

 

(私)ん?夫婦で祠に入って、仏様に成りすましていたのですか?

 

(農夫)。。。

 

すると、農夫が続けます。

 

(農夫)言い訳かも知らないが、食べるものがなかった。

 

凍えるほど寒くて苦しかった。

 

(私)子供はいなかったのですか?

 

(農夫)子供はできなかった。

 

妻が先に餓死。。その数日後に自分も後を追うように死んだという。

 

やったことは良いこととは言えませんが、彼ら夫婦が生きた切実な状況に同情さえしてしまうものでした。

 

話を聞くも様子を探るも、取り立てて悪意がないことがわかり諭すことにします。

 

(私)浄土に行かれることを望みませんか?

 

(農夫)行けるものなら、お願いします。

 

(私)それでは、これまでお供えや手を合わせていた人に、土下座して謝って下さい。

 

すると、農夫の夫婦は深々と祠に向かって謝罪を始めます。

 

それが終わるのを待って、仏様に浄土への御導きをお願いしますと、彼ら夫婦は上がっていきました。

 

さいごに

道端の祠や道祖神など、本来敬うようなものでも注意が必要という一コマです。

 

このようなケース以外にも、神様や仏様と道が繋がっていなかったり、違うものが入っていることは少なくないと感じます。

 

少しでも、当記事を参考にしていただければ幸いです。

 

それでは、このへんで終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>