人生が良くなっていこうとする時に必ず邪魔が入るものですが、上がろうとする時に日頃から三つの毒になるものに気をつけていないと運気を落とす確率が高くなります。
はじめに
この世は、『運気を上げようとする神あらば、下げようとする神あり』です。
わかりやすくいうと、地上は神仏がいれば邪悪な霊や魔がいる世界です。
神仏は人の努力や苦労が報われるように仕向けてくれますが、邪悪な霊や魔は足を引っ張って人々の心を荒(すさ)ませようとします。
そういったことから、成功するとか運気を良くするためには、日頃から三つの毒に気を付けていないといけないわけです。
運気を落とす三つの毒とは
よく『運は天任せ〜』とか言いますが、運は自分でどうこう出来るものではありません。
『吉と出るか凶と出るか』は、偶然に合わせるものではなくて、三つの毒が回っているかいないかも関係しています。
では、その三つの毒について説明していきます。
1、貪(むさぼ)る心
欲深く物を欲しがる・飽きることなく求め続けること、を言います。
つまり、『欲望を貪るというのは、邪悪な霊や魔が人を陥れる常套手段の代表的なもの』で、私たち人間の欲望を駆り立てて、本来の目的から心をズラしたり流れを悪いものに変えてしまいます。
地位や名誉・物欲・金銭・愛情・お酒・性欲などが貪るものの代表例です。
人間の欲望は、貪れば貪るほど正常な判断が出来なくなり、誤った行動をとる可能性が高くなっていくものです。
それに乗じて、邪悪な霊や魔の格好の餌食となるため、欲望を貪った人の顛末は思わしくないものが待ち受けています。
2、怒りと憎しみ
一時的な感情で、人生が台無しになることがあるものです。
怒りや憎しみの感情は、これまで築いたものを一瞬で崩してしまう破壊力をもっていて、結果的に自分の精神や状態に対しても悪い影響を与えてしまうことになります。
当然のように、憎しみは心に重石を乗せた状態になるので負の連鎖が起きやすく、生霊を飛ばす可能性もあり魂に負担さえかけてしまいます。
感情をコントロールすることは、人間に平等に与えられた時間を、怒りや憎しみに費やす無駄な時間を過ごすことにもなるのです。
いずれにしましても、負の感情に良い流れは訪れません。
3、無知と愚痴
無知と愚痴は繋がっていて、真理に対して正しい判断が出来ない状態のことです。
一般的に愚痴というと、不平不満を口にするイメージですが、グチグチ言って嘆いても何も変わりません。
結果的に、自分を下げてしまうだけで無駄なものとなります。
本当に我慢をしないといけないのか、行動しないといけないのか、といった正しい判断が望まれます。
無知とは、物事の真実を見失い、誤ったものの見方をすること。
いくら一生懸命に生きてても、国や社会の在り方を見誤ると不運に巻き込まれてしまい、努力も水の泡と化します。
最近の課題といえば、レ◯プリコンワクチン(コス◯ベイ筋注)でしょうか。
目先のことに捉われて、自分に必要な人なのか正しい情報なのか、といった判断を間違えると、成功や幸運どころではなくなってしまうのです。
無知は時として罪にもなり、悪い業を背負うことにもなるのです。
さいごに
この記事を書くにあたり、NHKの大河ドラマ『光る君へ』で、御嶽詣の場面で身を清めるために『肉・酒・色・欲』を断たないといけないという場面があり、そうしたもの(色)を刺激する夢を見させられる日が続きました。
普通に過ごしてても、こうして無意識に働きかけてくることもあります。
崇高なる存在と繋がるためには清浄な身であることは然りなことですが、普段から身を呈すことは良い流れを作るためにも必要なことです。
今回お伝えしたことは、仏教で根本的な三毒といわれる煩悩『貪・瞋・痴』というものを題材にして書いてみました。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。m(_ _)m