自殺といっても死を選択するに至った理由は様々ですが、自殺した魂の多くは生前の動機や悩みを抱えて死後も苦しみ続けることが多いものです。しかし遺された人の行ないで時間はかかっても救うことができます。
はじめに
自殺に限らず自然死であっても、死後の世界は「生」の延長でしかありません。
死によって何らか大きく変化するものではなく、生前の性格や考えなどを引き継ぐので、それらに沿った見解をもつことが大切です。
もちろん肉体というのはありませんが、魂は消えることなく生き続け、思念が中心の世界へと移行します。
自殺すると神仏は助けてくれない
自殺をしますと、完全に神仏が助けてくれないのではなく、スグとか早い時期に手を差し伸べてはもらえないということです。
人生の選択が自殺であっても、本人の意思で決めたものですから、その行動の顛末は自分で被らないといけないためです。
ただし、具体的には示しませんが、自殺でも救われる自殺というものもあります。
神仏は自殺したものを区別するようなことはありませんが、因果の報いを死後に受けることになるために静観なさられるのです。
ですから、安易に「自殺した霊を成仏させます」みたいな霊能者などは、信じない方が間違いないわけです。
自殺した人の魂を救う時間的なもの
自殺した人の魂を救うといっても、ほとんどの場合は時間がかかります。
たとえば、何らかの事由がキッカケで精神疾患を患ったり、失望したり気力を失ったときに、すぐに立ち直れないのと同じようにです。
死ぬということは、これまで接してきた人たちと関われなくなり、お酒や薬また飲食などで紛らわすことが出来なくなります。
肉体を失うと、人に話しかけても聞こえず、何かアクションをしても気付いてもらえず、孤独の境地を味わうこともしばしばです。
そこで差が出てくるのが、遺された近親者からの思いや供養です。
こちらからは何も察することが出来なくとも、自殺した人の魂には思念などが伝わるので、そういった積み重ねが意識を変えていきます。
一方的でも、手探りでも、気持ちを向けていたら救われていくものです。
生前の性格がみんな違うので個人差はありますが、こうして救われる期間に差が出ます。
自殺した魂を救うためにできること
たいしたことが出来なくとも、なにも問題ありません。
時間が経っても風化させずに、供養をしたり思いを馳せることが大切です。
多くの場合、どんな死に方をしても、時間とともに故人への思いが薄れていくものですから、そこに注意して下さい。
まだ自然死の場合は、そこまで気にしなくとも成仏も容易ですが、波動が低いと思われる故人は孤立しやすい部分が異なります。
ですから自殺が多発する場所では、未浄化のまま思い(苦しみなど)を引きずった魂が波長の合った人を巻き込んだりするのです。
自殺したら救われないのではなく、魂の存在を信じて寄り添っていくことで、心の闇が薄れていけば成仏も叶っていきます。
自殺した人のなかには、供養もされず思われることもない状態で、数百年も彷徨ってしまう魂もあるので、いかに思うことが大切かということです。
供養は儀式が優先ではなく、思うという思念が本当の供養です。
さいごに
時期的にも社会情勢からも、既出もあると思いますが自殺のことについて触れてみました。
自殺した魂とて近くに居ないのではなく、近親者のもとに帰って来ていたりします。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>