真言の唱える回数と効果について

真言は回数を多く唱えるほうが祈願や御利益などの効果があるのか、また本当に真言には効果があるのかなど現実的なことをお伝えしていきます。

 

はじめに

真言を語るうえで、僧侶でもないものに何が分かるのかと思われるかもしれませんが、この世は不思議なものでして、御縁を授かったものには真言の効果があるものです。

 

ということは、一般の人が真言を唱えても効果がある人もいれば効果のない人もいるというのが現実の話です。

 

その神仏との御縁の違いは何なのか？真言を唱える回数はどのくらい唱えたら良いのか？など、真言の回数や効果などのことについて説明していきます。

 

真言の唱える回数

仏様によっても一回に唱える回数が違うこともありますが、ここはあくまで一般的なことについてお伝えします。

 

真言を唱える回数は、３回・７回・２１回・１０８回が基本です。

 

 

。。といった感じになっても、おかしくないと思います。

 

しかし一番大切なことは、野球でいう「一球入魂」みたいに真言の一語一句に『全霊を尽くして唱える』ことです。

 

それと『観想』といって、仏様の姿を思い浮かべながら唱えるほうが尚良いです。

 

無闇に回数を増やすのではなく、無理なく丁寧に気持ちを込めて真言を唱えることが何よりも仏様に届くことになります。

 

たとえば、「気持ちのない人に、何十回何百回好きって言われて心動きますか？」というのと同じ様なことで、気持ちが伝わらなければ仏様にも届かないわけです。

 

真言も唱えないより唱えた方が良いに越したことはありませんが、仏様は人間と違って心を見透かされておられるので、義務的や事務的にならないように気を付けて下さい。

 

そのうえで、真言を唱える回数を決めていけば良いです。

 

このなかで【１０８回】というのは、仏教で言われている『煩悩の数』を表わすものでもあるので、そういったことも加味しながら唱えられてはと思います。

 

ちなみに、不動明王様は悪因縁を断ち切ったり煩悩を消し去る導きを下さる仏様でもあるので、悪因縁や邪心・邪気などが強ければ不動明王真言を毎日１０８回唱えることは我欲を捨てるといったことに御力を貸して頂けます。

 

真言を唱える効果について

真言の効果は絶大にあります。

 

真言を唱えることによって、自然と運気の流れが良くなることもありますし、気付きや導きを頂けたりします。

 

私の場合ですと、必要なときに適切な言葉が降りてくることも、学んだことのない真理や仏法のことが自然と身に付いていたり、仏様のチカラをお借り出来たりもします。

 

ただ自分は人として未熟すぎるので、教訓として良くないことも起こりますし都度考えさせられることも多々あります。

 

後述しますが、まさしく弘法大師空海の御言葉が理解できるようになります。

 

しかし、真言の効果はネットに書かれているような、「お花畑のような御利益や祈願成就」といったものとは少し違います。

 

欲望や願いを叶えることが仏様の本願ではないので、人々の尽きない欲や願いといった狭い世界に仏様は見向きもなさられないのです。

 

スピリチュアルには、仏様と話せるといった人の御利益を授かる方法を真似たら、御利益を頂けましたみたいなものを散見しますが、それって邪や魔に叶えてもらっていると思って間違いありません。

 

そのような人々が一生懸命に信じてやっていることも、誤った方向に洗脳されていっていることに気付かないといけないのです。

 

いま世の中を見渡せば、満足にご飯が食べられない子供たち・生活に追い詰められる人々・将来の夢や希望をもてない若者たちなど。。いま考えることは個人の利益ですか？と疑問しか湧きません。

 

本当に仏様と繋がっている人には、そういった邪（よこしま）な思考に至らないものです。

 

狭い考えを持つのではなく、広い考えこそが仏様の本願というものです。

 

真言を唱えることによって、心の奥底の平穏に導いて下さることになります。

 

 

弘法大師空海の言葉に。。

『真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く』

（しんごんはふしぎなり、かんじゅすればむみょうをのぞく）

 

簡単に訳しますと。。仏様を観想（姿を思うこと）して一心に真言を唱えれば、不安や苦悩の根源となるものが取り除かれて楽になる（悟りを開く）と言われているのです。

 

悟りを開くとは。。

心の迷いがなくなり、如何なる時も正しい物事の理解が出来ること。また、煩悩や迷いを取り払い真理を会得する。無我の境地に至ることなど。

 

さいごに

弘法大師空海みたいには全然悟っていませんが、真言とは人知を越えた不思議なものであることには間違いありません。

 

仏様の存在を１ミリも疑うことなく信じて、真言を唱えることが大切です。

 

すれば、様々な場面で最悪なことにならなくなります。。

 

 

それでは、このへんで終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>