これは知人女性から相談を受けて対処した実体験からの話になります。その夫だった人は周りの人たちが口をそろえて良い人と絶賛する存在。しかし死後も妻である知人女性に執着して霊障を起こしていきます。その夫の霊が起こした霊障と知人女性から聞いた不思議な出来事などを書いていきます。
亡くなった夫とは、どんな人だった?
今回相談を受けました知人女性にはブログの記事への掲載の許可を頂き、ヒアリングをもとに夫の人物像と起きた霊障や当事者の私に降りかかってきた霊障と最終的に対処したことを書いています。
夫だった人=30代前半(死去)・会社員・子供なし・初婚で妻以外の恋愛経験ゼロ・趣味は貯金と某音楽アーティストの熱烈なファン・一般家庭の長男とのことです。
この夫という人ですが外面が良く、勤務先の人間や周りの人間の誰一人として彼の悪いことを聞いたことがないぐらいの「世間で言う良い人」で通っていたそうです。
しかし実際のところ家に帰れば他人を見下した悪口の言い放題、妻であった知人女性(以下Mさんとします)を顎で使うほどの横暴ぶりで、亡くなるまで生活した様子はコーヒー1杯さえ自分で入れたことがないぐらいの亭主関白な人だと言っていました。
自分はお金を貯めるのがうまいと自負していたことから生活費は折半でお互いの貯金は別でありながら、妻のお金の使い方には干渉するといった変なルールをもっていました。
この夫の写真を見せてもらいましたがMさんの話から推測した通り厚顔無恥な性格が人相に現れていて、男性の私とて失礼ながら関わりたくないといった顔でした。
癌で入院中の様子を少し。。。
癌になり入院すると、妻であるMさんに共働きだった仕事を辞めて自分の看病に専念するように指示します。
Mさんは今後の生活なども考えて長く働いていた職場を止む無く退職し、看病に影響が出ないように夫の入院している病院に近いところに転職することにしました。
しかし夫は転職にも反対し完全に自分の面倒を看ろの一点張りなため、Mさんは自分の今後の生活も犠牲にして夫の看病をすることになりました。
Mさんの自宅から夫の入院している病院までは車で片道約1時間。
夫は特殊な癌のために病院が限定されているようで毎日長距離を通うことに・・・。
この夫ですが、入院当初は自分で歩くことが出来たにもかかわらず病院内のコンビニに行くこともせずに奥さんであるMさんを使っていたそうです。
食事についても好き嫌いの多い夫だったようで、病院食を食べないために毎日奥さんに病院内のコンビニだけでなく食べたいものを外へ買いに行かせていました。
夫の口癖が「俺が入院しているのは、あんたのためやからな・・・」
毎回意味の分からないセリフを吐いていたそうです。
完全看護の病院にも関わらず奥さんに朝から晩(面会終了時間)まで付き添わせ、病院関係者しかできないところ以外のオムツ交換からトイレ介助、お風呂介助、食事は全て奥さんにやらせ、奥さんが体調を崩しても30分でも1時間でも来て欲しいと1日も休ませることをしなかった冷酷ぶり。
Mさんが泊まり込みで看病の時は、深夜の就寝中であってもオムツに点ほどの便が出ると「さっき替えたばかりだから我慢して」と言っても必ず替えさせる始末だったようです。
とうとう夫が死亡したが・・・霊障が起き出す
Mさんの看病の甲斐なく夫は旅立つことになります。
それから数か月後、Mさんから霊障について相談を電話で受けることになりました。
Mさんによりますと、普通に付けていたネックレスが突然大きな音を立てて千切れたことを皮切りに霊障が次々と起きているとのことです。
《そこでMさんに最近4カ月の間に起きた霊障の数々を羅列していきます。》
〇携帯に付けていたチャームが買って3か月後に結び目ではないところから1週間に3回切れる。(自分で紐を二重に補強しても結び目でないところから切れること通算5回以上)
〇一緒に携帯に付けていたお守りのストラップが千切れる
〇カードキーが触っていないのに割れてしまった
〇家の飾っていた額縁が勝手に傾き、その後別の日に2~3回落ちて壊れる
〇バチッという音が頻繁になる
〇窓際に飾っていたサンキャッチャーが5回以上落ちたりカーペットの上に落ちて割れる
〇供養に使っていた線香の匂いがするので掃除したり換気など匂わないように消臭しても四六時中匂う(たとえばリビングで焚いたものがトイレ、浴室、キッチンなどで匂いが追いかけてくる)
〇いままでなかった電波障害が頻繁に起きる
〇一番気に入っていたネックレスが入浴後に消えて見つからない
〇位牌代わりにしていた短冊が倒れるはずがないのに倒れた。
〇眼精疲労の酷いような頭痛に襲われる
〇睡眠障害で眠れなくなる
〇得も言われぬ不安感に襲われる
〇血圧が普段と比べて異常に高くなることが続く
〇頻繁に夢に出てくるようになる(週に3~4回程度)
〇身体が重くなり動けなくなる
などといった霊障が、私の訪問中にも多くを確認することが出来ました。
Mさんは夫の元気な時も入院中も献身的に尽くしてきたにも関わらず、厚顔無恥な夫に堪えてきたのに執着の酷い憐れな霊と化していました。
霊障は相談を受けていた私にも影響が
ここ4カ月に渡り相談と対処をしてきた私に対しても排除しようと動きがみられることになりました。
私が強く受けた霊障は、眼精疲労の酷い頭痛・寝起きに起きれないほどの倦怠感から無気力などです。
私の場合は、自己に影響するものに対してはセルフ除霊というようなものをしますので長くは続きませんが、それでも霊障が起きていると気付いたときには動けないほどになり困ったものです。
諭しても除霊しても酷い執着
Mさんから相談を受けた当初はご主人の霊を諭すことから始めましたが、まったく意味を成すことがなく、改心する意思がゼロであると判断しました。
Mさんの状態も日に日に霊障で酷くなり、その都度除霊などの方法をとるも霊障が弱まることがあっても、再び霊障が起こることの繰り返しです。
Mさん宅に訪問すれば必ずラップ音と焚いていないのに線香の匂いが鮮明にします。
とうとうMさんは夜も眠れないほどの状況になっていきます。
まさに、イタチごっこの様相になっていきます。
さすが厚顔無恥の言葉がしっくりとくる夫の霊。。。
この対処しているなか、私が本腰を入れ出したときにMさんから連絡をもらったのですが、何やら私(イトケン)が夢に出て来たらしく、私の姿を横目で睨みつける夫がいたとのことでした。
とうとう真剣に対処しないといけないのだろうと判断しました。
Mさんから連絡を頂いた翌日は起きれないほどの倦怠感に襲われてしまい、言葉を交わすこともできないぐらいの霊障を受けることになります。
おそらく邪魔するなという意味の霊障なのでしょう。。。
夫の霊障を封じ込める方向に
このままではMさんの生活や将来に影響していくと考えた私は、この夫の霊を封じ込めないと埒が明かないと判断しました。
そこで私が普段している除霊では効果がないので早急に処置するために正直どうしたものかと思案していると、Mさんがある神社(映画にもなったことで有名な武士を司祭神として祀る)に参拝をして縁を繋いでいることを聞いたので、その神社の話をしていると降りてくる言葉で御力になってもらえるのではと考えます。
そこで私は参拝したことがないのでMさんに「この神社の神様にお願いしてみて下さい」と伝えます。
まさか神様が執着が酷いとはいえ夫の霊の対処に救いの手を差し伸べてくれると思えなかったのですが、Mさんの祈りが叶っていくことになります。
神様にお願いしてから20分した頃でしょうか・・・ちがう霊の反応が出ます。
なんと先に他界している問題の夫霊の父親の霊が懇願してくることになるのです。
「息子を救って欲しい」というので、息子様の悪態をご存じですか?と問います。答えは「はい」でしたが、Mさんに謝罪したい気持ちがありますか?の問いは「いいえ」とのことで悪いと思わないとのことでした。
息子さんの霊を助けることはしませんが、あなた(父親の霊)が息子さんの敵(かたき)に思ってMさんや私に霊障として攻撃してくるなら、あなたも息子さん同様にさせてもらいますよ。と問いますと「嫌だ」と返答するので、この件は一旦保留という形をとります。
ここで私が確認しなくてもMさんの夫の霊が神様によって処分されてしまったということが明確になり、夫の霊が起こす霊障が止まっていくことになります。
今後、夫の父親の霊が霊障を起こすようなことがあれば、霊障の程度や回数をみて夫の霊同様に処分をお願いしていく予定で静観する運びとなります。
さいごに
今回の案件は、Mさんと神社とのご縁のおかげでひとまずは落ち着くと思います。
このようにケースによっては、身内や親族からの霊障もあるという話でした。
今回は神様によっては霊障の処置ができるという、私も勉強になった案件になりました。
逸れた話になりますが、人というのは決して表面で判断してはいけないもので、私が常に意識しているのは『一事が万事』で、どんなにいい人だと思っても周りの人の評価が良くても、一瞬の垣間見せる違和感という本性を見逃してはいけないということです。
では、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました<(_ _)>