人間はこと如く残酷な生き物であって、自分が直接その残酷な立場にならないと平然と日常を過ごしたり時には悲劇の主人公に陥ったり身勝手で不思議な生き物が人間です。
はじめに
人間は不思議な生き物で、優しさや愛情の裏側にとても残酷な心をもっています。
この地上にいる人の何割かは、頭でわかっていても身勝手な残酷さを正当化してこの世を去るような感じがします。
もちろん、当ブログの管理者も残酷な人間のひとりでした。
ここでは人間の残酷だと思うことを書いていきます。
SNS時代の残酷な感じを受ける人たち
多くの人が携帯電話を持ち、ネットで様々な情報を見たりすると思います。
そのなかで、人間や動物などが死んだグロテスクな画像や動画を見ると目を逸らしたくなったりもしますよね。
しかし、SNS上では。。。
大きな肉の塊を手に持って満面の笑みを浮かべる人。
お皿の上で丁寧に切り揃えられた赤い肉を見て、美味そうと共感している人たち。
こうしたものは私たちの日常的な風景ですが、これって少し前まで生きていた牛や動物の肉片なんですよね。
もちろん、私たちは生きていくためや身体を維持するために、動物の命を取り肉体を頂くことは致し方ないことは無論承知しています。
でも、これが人間の生首や内臓みたいなものなら気持ち悪い感覚になりますよね。
ところが、姿や形は違えど同じ命を宿した生き物なんです。
不確かな情報だけで戦争に賛同する人たち
ウクライナとロシアの戦争のニュースを知っている人が大半だと思います。
世論ではロシアが悪くてウクライナが正義みたいな風潮でしたが、その多くの人はマスメディアを鵜呑みにしてるだけで、実際に当事者双方のことを見たり聞いたりしていなくて善悪の判断をしているのです。
ということは。。。もし嘘の情報を刷り込めば、人間は簡単に騙されてしまう生き物でもあるということですね。
イジメも偏見も政治もすべて印象操作されてしまうということになります。
論点がズレてしまったので話を戻しまして。。。
この戦争に対してどちらが悪い云々は置いておきまして、攻められているから反撃も仕方ないのかもしれませんが、戦争をするということは人が死んだり負傷するということなんです。
当り前のことと思うかもしれませんが、もしこれが自分の家族や身近な人が戦争に関わっていたら同じことが言えるのかということです。
遠く離れた国の戦争であっても、みんな家族や親しい人がいて人生が戦争で終わることほど悲しいことはありません。
人の命は平等にあるのです。。。
攻められているから反撃して殺戮に賛同するとか、他人事も程々にと思います。
私たち国民は、戦争で街中が焼け野原になるほど多くの人が死んだうえに、最後に原爆を二発も落とされた教訓が何も生かされていないのかと残念な気持ちになります。
まだ終戦後78年しか経っていないのに、戦争に賛同する人の心を憐れみます。
正常な考えが出来るならば、一日も早く戦争をやめる願いをすべきです。
直接戦争や死ぬ姿を見ることがなければ、他人事として命の重みを考えられない残酷な生き物が人間なのでしょうか。。。
虫にも魂
害虫は百歩譲って殺すことも身を守るうえで仕方ないのかもしれませんが、それ以外に重篤な影響を及ぼさなものまで殺していいのでしょうか?
たまたま私たちは人間に生まれてきましたが、害虫の如く小さな虫ならば人間様に殺されても本望ということではありません。
彼ら虫という生き物は、生まれて来ても僅かな期間を過ごして終わります。
仲間に看取られることなく、ひとり寂しくこの世を去ります。
もちろん知性や感情がないのかもしれないので、寂しいという思いをすることもないかもしれません。
しかし、私たち同様に小さくとも命を宿しているのです。
それを人間の都合で命を軽視するのは少し違うと思います。
例えば、コバエや蚊のような生き物は考え方によっては、殺すことを回避することも可能と考えています。
当ブログの管理者は、蚊や速度の遅い小さな虫に対してはビニール袋などで捕獲して窓の外へ逃がすことをしています。
もちろん、捕まえることに労力も多少の時間もいるのですが。。。
小さくても無駄に命を奪い去ることをしたくないからです。
禅宗の開祖に達磨大師(だるまたいし)という人がいて、団扇(うちわ)か扇子(せんす)をよく持っていたそうですが、それも虫を殺さないためであったとも言われています。
この達磨大師様のことを知って真似てそうしたのではなく、殺生をしてはいけないことと自然に悟っていたなかで知った存在であり話です。
さいごに
まだまだ、書きたいことはありますがキリがないのでこの辺で切り上げます。
私たち人間は事あるごとに悩み苦しむ生き物だったりしますが、無情に生き物の命を奪っていることに少しでも気付いて頂きたく記事にすることにしました。
自分たちだけが幸せや不幸を感じるものではないということ。
例え屠殺するために生まれてきた生き物も、連れて行かれる時に後ずさりしたり嫌がることもあると聞きます。
命の重みを少しでも考えていただければ幸いに思います。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>