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人生は過去世からの繰り返し

各々の人生には過去世が関係しているために現在の境遇が与えられているわけです。多くの人が望みもしない不幸や不運な人生にも必ず過去世からの繰り返しが関係していて偶然ではなく自らが選択して生まれてきています。

 

はじめに

人の人生って恵まれた人がいる反面、不運や不幸な境遇の人がいるのは何故だろう?

 

人間の多くは過去世も霊の世界の現実も知り得ることもなく、何が本当で何がウソなのかもわからないことと思います。

 

しかし生まれてきた環境の違いや境遇は偶然に宿った母親のお腹ではなく、あなた自身が今世での目的を果たすために今世での境遇に沿った母親のお腹に生まれてきただけなのです。

 

私たちがこの地上に生まれて来るのは幸せを掴むためではなく、永遠に続く霊的な世界での成長のほかにないために幾度となく転生を繰り返しているわけです。

 

それでは、それらを下記にて説明させていただきます。

 

過去世から繰り返しの注釈

人生が過去世からの繰り返しといっても、裕福・地位や名誉・貧困・悲しい死別・不幸など様々な境遇を上げればキリがありませんが、来世も同じような境遇になるのかといえばそうとは限りません。

 

これは過去世からの課題を乗り越えるために必要な環境や境遇になっていることのほうが多いものです。

 

生まれてきた人それぞれに課題があり、今世での境遇が立場として真逆になることもありますが、基本的には過去世で乗り越えれなかったこと・やり遂げられなかったこと・勘違いして生きた後悔・思考など改める心・理性の抑制など何度も同じ轍を踏んで越えられなかったものを繰り返します。

 

過去世からのものを繰り返すといっても、時期やタイミングまた状況などは全く違えど結果的に課題に結びついたものが訪れます。

 

どちらというと過去世からの繰り返しは短期に問題が起こるというよりも、長い期間その人の人生に大きく影響する傾向があるのが特徴です。

 

自分の人生にマイナスな影響を与えるものばかりを繰り返すのではなく、驕り高ぶった結果から人々を欺くといった過去世からの悪行を繰り返したり蔑む(さげすむ)ものもいますが、このようなケースでは比較的苦労知らずであったり裕福な家庭に育った人にみられる傾向です。

 

※蔑む・・・人を見下したりバカにすること

 

過去世から繰り返すもの

ここでは過去世から関係しているものを抜粋してみます。

 

〇孤独・・・心を通わせたり精神的な拠り所となる人がいない

 

〇マイナス思考・・・物事を否定的捉える思考、自己否定

 

〇理性の抑制・・・性的欲求のコントロールができない、不倫

 

〇不遇・・・良い運に恵まれず、相応しい境遇や地位を得れない

 

〇欲望・・・何かに不足を感じて満たそうとする心が絶えない

 

〇欺瞞(ぎまん)・・・人を欺く、騙す、嘘をつく(権力者に多い傾向)

 

〇高慢・・・自分が優れていると思いあがって人を見下すこと

 

〇偏向・・・考え方が偏っている(極端な性格:生真面目なども)

 

〇カルマ(業)・・・すべての行ないの報い(※分割or一括)

ここでいうカルマの分割とは、過去世での行ないが極めて酷い場合に生まれ変わった人生が劣悪を極めるおそれがあるために、転生の回数に分割して報いを受けるようなものです。

 

過去世からの繰り返しを止めるには

過去世からの繰り返しを止めるためには、まず自分の境遇が過去世から繰り返されていることに気付く必要があります。

 

各々の境遇や生きてる環境がちがうのは、過去世が大きく関係していて霊的な世界からの延長に過ぎないのです。

 

霊の世界→人間の世界→霊の世界→人間の世界→霊の世界という風に幾度となく地上(人間の世界)に降りて魂の浄化を目的として、一つの通過点に現在いるわけです。

 

つまり、過去世からの課題に気付いて行ないを改め魂の浄化が済みますと、来世にはまったく違う人生が訪れることになります。

 

行ないとは。。。行為・行動・振舞い・品行・生活態度など

 

浄化とは、悪弊(悪い習わし)を改め正しい状態で過ごしたり欲望や束縛から離れることをいいます。

 

欲望といっても性的なものだけではなく、不足を感じてこれを満たそうとする心のことをいいますので広義にお考えいただくとよいかと思います。

 

こうしたことは自分の人生の荒波を嘆いたり恨んだり流れに身を任せて過ごしていても、来世でもまた同じような人生を歩むことになってしまうためにお伝えしているのです。

 

たとえそれが別れ(縁切りや死別など)による悲しみや苦しみであったとしても、絶望の淵から立ち直ったり自分に課せられた戒めと悟ったり、出会いがあれば100%別れる日が来ることを理解していくことも大切なことです。

 

霊の世界に永遠はあっても、人間の世界に永遠というものはないのです。

 

 

私たちが幾度も生まれ変わりをするのは自分に課せられたものをクリアし次のステージに進むためであり、人間の多くが肉体を纏ったために転生の目的を忘れ過去世からの繰り返しをしてしまっていることに気付くことです。

 

もちろん、そのなかには過去世での行ないが業(カルマ)になり、その報い(むくい)のために何度も生まれ変わって分割で応報したり、一度の人生において厳しい試練に直面して報い受けることを望むものだっているわけです。

 

過去世の繰り返しといっても魂の浄化であるのか、過去世の行ないから作った業(カルマ)であるのかは各々に違いがありますので一概に説明できない部分があることをご理解ください。

 

さいごに

人生は過去世からの繰り返しではあるのですが、そこまで考える人は少ないのかと思い記事にさせて頂くことにしました。

 

誰もが生まれ変わって幸せになりたいと願うわけですが、その近道として現在の境遇が偶然ではないことを悟り、もがきながらでも乗り越え清浄に生きていくことで道は開けていくものです。

 

人生では同じ過ちをしないと心に誓いますが、それの大きなものが霊的成長である過去世からの繰り返しになるわけです。

 

こうしたことを信じるか否かは各々の自由ですが、因果の法則が絶対であるように現在の人生にも必ず意味があることを考えて頂ければ幸いです。

 

 

それではこの辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>