除霊・浄霊関連

不動明王真言と生霊返しの現実

生霊を祓うには不動明王真言を唱えて生霊返しをすれば効果があると一般的に広まっていますが、現実はそんなに甘いものではないことについて説明していきたいと思います。

 

はじめに

生霊にも色々な念のものがいますが、そのなかでも厄介な怨念や憎悪を抱いたものについて書いていきます。

 

スピリチュアル界隈では、不動明王様の真言を唱えて生霊返しなるものに効果があると散見しますが、これは本当にとんでもないことです。

 

本来、私たちが生きていくなかで他人に恨まれたり憎まれるような生き方をすることの方が間違っているわけで、因縁を作れば他力本願で解決するものではないのです。

 

そういったことをご理解いただいたうえでお読みいただければ幸いに思います。

 

生霊という存在は簡単なものではない

神仏などにお願いする前提だと邪霊も生霊も同じように考えているかもしれませんが、生霊は怨念霊と同じレベルでお経を唱えたり真言を唱えることで抑え込むことが出来るものではありません。

 

前回もお伝えしましたが、一般の人が不動明王様の真言を唱えて除霊できる範囲は限られているのです。

 

もし生霊だと思って不動明王真言を唱えて霊障や災いが完全に収まったのであれば、それは間違いなく邪霊の仕業で生霊ではなかったということです。

 

こうしたことは生霊と何度も関わってきた人ならわかるもので、実際に経験なさられたらお伝えしていることが理解できると思います。

 

如何なる霊能者や僧侶でさえ生霊は簡単に除霊できるものでもなく、強制力をもって封じ込めるものではないので神仏の御力を借りることも容易ではありません。

 

因縁因果の報いを受ける道理があるのですから、現世の人間を根拠なく護ったり問題を起こした人間を一方的擁護する方がどうにかしています。

 

その場凌ぎでいったん除霊する程度は可能ですが、時間が経てば生霊は戻ってきます。

 

変な言い方になりますが、まだ時代を越えて過去世から続くような怨念霊の方が強制的に除霊が出来ることもあるので楽かもしれません。

 

いわば、生霊はホットな状態の怨念霊とでも言えましょうか。。。

 

世の中に人間といっても多種多様で念も弱いものから強いものまでいて、なかでも念の強い人が生霊になってしまうと「死」という言葉がちらつくことさえあります。

 

生霊が起こした実際にあったケース

既存記事にもありますが、実際に直面した生霊が霊媒憑依(イタコみたいなもの)によって直接話しをすることができたことで、相談者が隠していた生霊の真相(原因)が明るみになったケースについて少し触れさせていただきます。

 

私が生霊に憑りつかれた人の所へ行き、その夜に憑りつかれた人の亡父の霊が現れて話した時も「わしがお前を呼んだ」「お前に頼んでも大丈夫かと様子を伺った」などというのがありました。

 

どういうこと。。。?

 

その生霊に憑りつかれた人ですが、以前にも何回も自殺未遂をしては寸前のところで助かっていて、私がその人の元へ伺う数日ほど前にも自殺未遂をして救急搬送され退院直後だったようでフラフラされていました。

 

つまり、寸前のところで亡父の霊が娘を救うために動いておられたのです。

(※先祖や親族の霊に守られている人は、こうした救いの違いがあります。)

 

それで私が呼び出されたわけです。

 

このときの生霊に憑りつかれた原因は不倫(独身女性が既婚男性に猛アタックされて交際が始まったもの)です。

 

その結果、男性は勤務形態や通勤時間などの理由をつけて単身で暮らす旨を本妻に偽り、不倫同棲生活が始まります。

 

一部省略しながら書き続けます。。。

 

しかし不倫生活も本妻に勘付かれ始めたために、男性は本宅に戻ることを決意し荷物をまとめる作業を相談者と一緒に行なっていたようです。

 

そこで相談者は本妻のところに男性を返すのは本意ではなかったのか、少し女性の存在を匂わせる細工を荷物のなかにしていたそうです。(生霊談)

 

不倫を勘付かれはじめたなかでの相談者による挑戦なのでしょうか、本妻はその荷物を見て「絶対に許さない」となり生霊となって攻撃が始まったということでした。

 

この生霊の攻撃たるや凄まじく、相談者は突然抜け殻みたいになったり白目を剥いて泡を吹いて倒れて失禁といったことも目の前でありましたし、半狂乱になったり自殺未遂と災いのオンパレードの様相でしたね。

 

これもすべて生霊からの攻撃が関係しているものでした。

 

このように、生霊というのも個人差はあってもキツいものは生半可なものではありません。

 

現実に生霊によって自殺に追い込まれてしまった人が何人もいてます。

 

当然なことですが、人間界でも殺人があるほどですから身体を使うか魂を使うかの違いだと思います。。。

 

不動明王真言と生霊返しのまとめ

まず最初にお伝えさせていただくことは、生霊かなって思えるレベルではありません。

 

知らぬ間に災いに巻き込まれたり心身に影響がくることが多いので、不動明王真言を唱えて弾き返す元気も余裕も削がれていることが多いと感じます。

 

私自身も生霊に攻撃を受けたこともありますが、最初は「なんか頭が痛い」から始まり薬を飲んでも一向に治らず頭痛は増していき、今度は頭痛が酷すぎて何もする気が起きなくなっていくことがありました。

 

私は自身の霊障については鈍感なので、自慢ではないですが意識を向けず霊障を被ることが多々あります。

 

大体は相談者絡みが多いので「まさか」みたいな感じで除霊して終わりますが、普通の人が生霊に晒されると気付いた時には原因がわからず不調になっていたりします。

 

早期に生霊と気付き不動明王真言を唱えて難を逃れたとしても、それは一時凌ぎにしかならず必ず生霊は戻ってきます。

 

何らかの因縁がなければ生霊の攻撃を受けることはないので、そのものが生霊ではなく人間に置き換えて追い返したらどうなるか一考されるのが賢明です。

 

因縁因果は個人の業であって報いを受けて然りな部分があるので、神仏とて人間を贔屓目で擁護なさられることは絶対にありません。

 

ゆえに、不動明王真言を唱えたところで根本の解決に至ることはないということです。

 

場合によっては、生霊返しが火に油を注ぐ原因になるかもしれないことを考慮すべきです。

 

さいごに

生霊で自殺したり自殺未遂をすることもあるレベルの強い念の霊です。

 

日頃から人を欺いたり利用したり貶めたりしないことを心掛けていれば、生霊と関わることもなく難なく過ごせるものです。

 

自己中心的でも要領よく生きていればバレることもないと鷹を括っていると不思議と落とし穴(天罰)が舞い降りてくるものですから、人の道を外すことなく生きていきましょう。

 

 

それでは、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>

 

 

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