一般的なスピリチュアルでは、不動明王に対する見解は見た目が怖いとか霊に強くて何でも除霊してくれる仏様として広まっていますが、ほんとうは慈悲の心が強いために人にも霊にも優しい部分をお持ちの仏様です。
はじめに
不動明王というと仏様のなかでも身近な存在でもあるので、少しでも知っていただくために書かせていただきます。
あくまで経験から書いていますので、見解に違いがあって然りな上で説明していきます。
心の偏った人は、注目を浴びたいから書いていると思われるかもしれませんが、当ブログはそんなものどうでもよろしいのです。
見えない世界のことは、その多くが人気のものを真似て(引用して)いるに過ぎないために書いているのです。
ということで、あくまで経験から感じたこととして、説明させていただきます。
不動明王の慈悲心とは
仏教の世界では、不動明王は大日如来の化身といわれています。
大日如来は仏様のなかでも最高位の存在で、宇宙の根源という位置づけのようです。
仏教的なことは、たいして学んでいないので軽く触れるだけにします。
あまりにも不動明王というと除霊で有名ですが、実は降魔・煩悩退散・守護や厄除けといった、人々が心穏やかに過ごしたり精進するためにおられます。
どうしても人の心は邪心や煩悩といった雑念によって悪いものを引き寄せるために、それらを断ち切るようにと強面の姿でおられるのですね。
慈悲の心は何ぞやになりますが、慈悲とは利他愛と楽しみを与えようとする心、哀れみや苦しみを共感して取り除こうとする心のことです。
つまり人々の苦しみの根源となるものを取り除くことによって、生きる本当の楽しさを与えようとしてくれるわけです。
根源とは、物事の始まりの意味ですよね。
もちろん、そこには人も邪心や煩悩といった雑念を遠ざけたり、打ち消す努力をしないといけませんが。。。
スピリチュアルでは勘違いが多いですが、仏は直接的に幸せを与えてくれるのではなく、そこに導くためのお手伝いをしてくれるのです。
これが不動明王様の根本にある、慈悲の心というものです。
これからお参りするときに、このようなことを参考に祈念や祈願していただければ、もっと叶いやすいものとなるでしょう。
不動明王の除霊で霊が戻ってくるのは
除霊といえば、不動明王といわれるぐらい一般に浸透していますが、それ自体は何ら間違った見解ではありません。
しかし、人によっては不動明王に除霊をお願いして祓ってもらったのに、霊が再び戻って来た経験をお持ちの人もいると思います。
これは霊障を起こす霊の種類によっては、戻って来るというのも普通にあることです。
私も長いあいだ不動明王様に除霊をお願いしてきましたが、どうもケースによって霊が戻ってきたりと効力に疑問を感じる経験をしてきました。
除霊が完璧に収まらない理由
不動明王の真言を唱えて、除霊をお願いして霊が完璧に消えない理由は2つです。
⑴霊の種類が合っていない
ひとえに霊といっても、偶然に憑いたり入ってきたりするものから、なんらかで波長が合ったり、怨みや憎しみをから憑りつくとか色々です。
具体的にいいますと、不動明王にお願いして除霊が叶うのは、怨恨などの強い念を抱いていない霊に限られます。
除霊の範囲って、そんなに少ないの?と思われるかもしれませんが、ほとんどの霊はこの部類に該当します。
邪心や恨まれるようなこともなく普通に生活していれば、よほどのことがない限り厄介な霊が憑くようなこともありません。
⑵因果が絡むケース
因果が絡むとは、原因があるために結果として霊障を受けるケースです。
こうした原因が人間側にある場合は、不動明王とて片方だけの肩をもつことはできないので、完全な除霊とはいきません。
仏の世界でも、因果応報は喧嘩両成敗のようなものと捉えます。
日本のように上級国民だけ無罪というのは人間社会だけで、仏の世界は道理や平等を重視するのは当然のことだからです。
なかには土地家屋が絡む地縛霊や先祖などの因縁から起こる因縁霊といった、不可抗力なもケースも簡単ではないです。
現代の人に多いものですと、不動明王の除霊で叶わないのが生霊といったものです。
もちろん、いったん霊障は祓って下さるのですが、また戻ってきて霊障が起こるといった繰り返しになります。
スピリチュアル界隈ですと、なんでもかんでも除霊は不動明王が絶対みたいなことを散見しますが、これほんとに似非か経験が浅い人です。
この説明を理解できる人は、それなりの経験や神仏との縁の幅を広くもっているでしょう。
さいごに
不動明王と縁をもつということは、ほかの仏様よりも一般的に容易いとも感じます。
なによりも人の心の部分を良くしてくれようと、お導き下さるので。。。
その人の生き方にあった神仏がおられると思いますが、不動明王について少し書いてみました。
それでは、この辺で終わります。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>