よく街の中や道路沿いや住宅地などの道端で見かける(ほこら)の中に入った地蔵さまや稲荷さまに手を合わせていいのか悩みますよね。この道端に祀られている祠や地蔵さまですが、私がまだ何も知らないころに神仏だからと真摯な気持ちで手を合わせていたら、本当にあったよくない体験をしてしまいました。そこで手を合わせてはいけない理由を体験をもとに説明していきます。

(令和3年9月5日一部追記更新)

 

道端の祠の地蔵に手を合わせたら本当にあった話①

あれは何年も前のことになりますが、夏の暑い日に民家がならぶ道路を歩いていたときに道端に祠(ほこら)の中にある地蔵さまを目にしましたので、何気なく手を合わせました。

このようなことは霊媒体験をはじめたときに、仏や霊の存在を確信することになったのでスピリチュアルな知識が全くないままに、神仏的なものに手を合わせるようになった最初のころの話しになります。

 

まずその前に、そもそも祠とは何かということから説明します。

祠とは、もともとは古神道に由来する信仰であるが、神仏習合によって道祖神(どうそしん)に関連した仏様(地蔵菩薩など)も祀るようになったものです。

社殿ですが木製の他、石造の場合もあります。

この道祖伸ですが、本来は村境や峠といった道端に一般的には石像で祀られ、外から来る魔や邪鬼・災いを遮ったり防いでくれるといわれる神様のことをいいます。

そのほかにも、行き倒れの人が多く出た場所や子供関係の厄災など様々な事情で祀られることが多いものです。

 

では、話を戻しまして祠に手を合わせて夜に帰宅してから起きた話について続けます。

 

その日は手を合わせたことも忘れて布団に入り、ウトウトと眠りにかけたころです。

時間にすれば午前1時頃だったでしょうか・・。

隣で寝ていた彼女は熟睡しているようでしたが、なにか私は気配を感じるといいますか空気感に眠りかけていた状態だったのに目が覚めてしまいました。

(だいたい霊が憑依する時は彼女が寝入ったあとです)

ふと目を開けてみると彼女が座っています。

 

呼んだよなぁ

話してきているのは憑依されている彼女の身体ですが、あきらかに男性の雰囲気です。だいたい中年から初老ぐらいの感じの落ち着いた話し方です。

イトケン
イトケン
・・・・・?

実際に、いきなり「呼んだよなぁ」とか言われると焦るものです。

イトケン
イトケン
呼んでないけど・・。誰ですか?

 

お前が今日わしに手を合わしよったじゃろ。

そっかぁ~です。昼間に祠の地蔵さんに手を合わせたことを思い出したわけです。

イトケン
イトケン
あ~、あれは地蔵さんがあったから手を合わしただけですよ。だから呼んでないですし、こうやって付いてきたほうがビックリです。
・・・・・。

 

案外あっさりと引き下がってくれたから良かったのですが、必ずあっさり済むとも限らないのです。

そのうえ毎日のように守護霊との関わりをもっていました頃なので、その存在に助けられたのかもしれません。

これほど低級霊が簡単に付いてくるとは思いませんでしたし、もし霊の存在も分からず幾度となく同じ地蔵に手を合わしていたら、もしかしたら良くない霊障が起きていたかもと思うとゾッとします。

おそらく祠や地蔵の近くにとどまって成仏もしていないような霊ですので、地縛霊的なものでなかったのも幸いだったように思います。

 

郷里の地蔵を思い自宅に祀って起きた話②

これは比較的に最近の話になりますが、ある依頼者が出身地のお地蔵様に思いがあって自宅で簡易に祀って起きた話です。

その依頼者は他にも神仏に対して信心深く、同じように郷里で身近に感じていたお地蔵様を自宅でも祀りたいとのことで安易に梵字を設置しお供え物をしたり毎日のように拝んでいたようです。

すると4ヶ月を過ぎた頃でしょうか。。。

そのお地蔵様に正座して手を合わせてお経を読んでいると、家には自分しか居ないのに腰を触られました。

後ろを見ても当然誰もいない状況です。

それから毎日のように家の中に異変が起き出したようです。

窓を閉めていて風も吹いていないなかで、暖簾が誰かがめくったよう動いたり暖簾がはためきます。

この時点で気味が悪いとのことで、私のところに相談がきました。

それからも地蔵様を祀った霊障はエスカレートしていきます。

初夏にも関わらず好きでもない焼酎のお湯割りを飲むようになったり、買うこともない昔に流行ったようなジュースを飲むようになります。

その数日後に明確に霊障たるものが起きることになります。

依頼者の連絡によりますと、また焼酎のお湯割りを2杯ほど飲んでいるときに蚊か小バエのようなものが数匹飛んでいるような感じで視野に入ったと思うと倦怠感と眼精疲労のようなキツい頭痛が始まり起きていれなくなったようです。

そこで連絡を受けた私は遠隔除霊を行ないますが、何故か全く効果がありません。。。

あまり時間をおいても良くないと感じた私は、数日後に依頼者宅に訪問する約束をとりました。

訪問して数時間後に目の当たりにしたのは、床を這いつくばる痩せこけた時代を感じる霊です。

これなんだと思いますか・・・?

なんと餓鬼です。

それも一体ではなく数体居てるようで、数にして確認できたのは3~4体です。

私も餓鬼を排除することは始めてでしたが、餓鬼は食べ物を放ってあげると離れると以前に漫画か何かでみたことがありましたが場所は依頼者の自宅ですから、どうしよう。。。

よくよく依頼者から話を聞いてみると、好きでもない焼酎のお湯割りを飲んだり飲み物系が多いことに気付いたので、あることを試すことにしてみました。

餓鬼と言えば食べ物の飢えを想像するのですが、この餓鬼は喉の乾きやお酒を欲すようでした。

そこで家中の排水溝(台所や浴室や洗面所)にお酒を流すことを試してみました。

すると、先程までの霊障がウソのように収まっていきます。

このようにして霊障が収まっていったのですが、その後依頼者の人は地蔵様を祀ることは止めたようです。

そのときに祀っていた梵字については、ゴミとして捨てるのではなく神社などの古札納所などに納めるようにお伝えしました。

このようにしてお寺でないところに安置されているお地蔵様というのは、すべてではありませんが霊障を伴う可能性があるということです。

 

街中にぽつりとある祠や地蔵の意味

よくあるお寺さんの地蔵は別だと思うのですが、街中にぽつりとある祠や地蔵の中には何かの災いを遮るためや供養の意味で祠や地蔵を祀っていることが多くみられます。

そのあたりの区別は土地の人にしか分からないものが多いので注意が必要です。

 

私が調べたところによると、地蔵の中には‥

 

昔の旅人が行き倒れが多発していたために亡くなった人の供養のため

災害などで多くの人が亡くなったために供養するため

現代では交通事故(死亡事故)が多発するため

 

上記のように何かその土地を供養もしくは守るために祀っているものがあります。

 

地蔵とは?なぜ霊が?

地蔵というのは、正式名称は地蔵菩薩といいまして地上を護るためにいる大変ありがたい菩薩様です。

 

ところが‥

 

地蔵には、その地域で供養を求める霊も寄ってきます。誰にも供養してもらえない霊が救いを求めて寄ってくるのです。

 

霊のなかには大変苦しみを持ったものもおり、時間の経過とともにその場所から動けなくなってしまい地縛霊のようになってしまう霊もいます。

 

このようなことから、地蔵には救いを求めにくる霊が寄り付いているので、むやみに供養や手を合わせることは祀られている事情を知ってからにして頂きたいと思います。

 

さいごに

先日貴重なご意見をいただきましたので少し付け加えさせていただきます。

地域の祠や地蔵さまというのは地域の人が御守りされているために、地域の人には記事に書いたような影響が出ることは考えにくいです。

これは人が授かった御守りなどを譲り受けると良くないことが起きる可能性があるものと似ているかもしれません。

 

しかし地蔵様は大変ありがたい菩薩様ですが、このような道端などでよく見かける祠や地蔵さまというのは基本スルーすることが賢明であるということです。

気持ちを向けてしまうと、場合によっては低級霊や地縛霊などと関わることにもなりかねないので一切意識しないことです。

私もこの出来事以降は道端の祠や地蔵さまなどを見かけても完全にスルーしていますし、目も向けないようにもしています。

 

神社の一角などに祀られている祠や地蔵さまにも意味(祀る人が居なくなったり)ありますので、神仏だから良いとは限らないことを意識していてください。

比較的、神社仏閣の脇に祠ごと安置されている場合は何らかの理由で移転して置かれていることもあるので、良い気を発していないことがあります。

 

では、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました<(_ _)>