愛する人や大切な人が自殺をしますと、残された人はその原因を追求して真実を知りたいと思うものですが、自殺した人にとってそれが苦しみになることもあるのです。

 

はじめに

この世には、原因や動機がわからない自殺というものが少なくありません。

 

自死遺族や遺された人にとっては、少しでも故人に寄り添いたい思いから事実を知りたい気持ちもわかります。

 

それを知っていたら救えたかも知れない、自分に足りないところがあったのではと後悔しているのかも知れません。

 

しかし、自殺した故人の中には詮索することで、さらに苦しむことがあることを少し説明したいと思います。

 

自殺の動機や原因を知られたくないこともある

どれだけ親しくても、誰にも言いたくない事や知られたくない事ってありますよね。

 

これは自殺してしまった人の中にも同様にあって、誰にも心配かけたくなかったり口にすることさえ苦しかったりすることがあるのです。

 

まして、誰にも胸のうちを明かさず、苦しみ抜いた末に自殺を選択してしまった人や堪え切れず決断した故人からすると、詮索されることが重荷になったりするわけです。

 

自殺であれ、死んだ途端に悩みや苦しみから解放されることなんて絶対にありません。

 

悩みも苦しみも緩和されるまで、私たちと同じ以上に時間がかかるのです。

 

それを関係者や霊能者などに聞いて原因や動機を追求することが、逆効果になり得ることがあることを理解してあげて下さい。

 

こうしたことは自殺した人(故人)の意識に届くので、二度どん底に陥って仕舞わせることになりかねません。

 

さいごに

人も故人も、苦しみや悲しみの渦中から抜け出すことに時間がかかるものです。

 

しばらく、そっとしておいてあげる。。。

 

供養は目一杯するけれども、『知らぬが仏』ということもありますからね。

 

ことわざの使い方が少し違うかも知れませんが、これも救いの一つです。

 

それでは、このへんで終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。m(_ _)m