終戦記念日8月15日が夏真っ盛りだから暑いのと違って、気を受けやすい人間が戦没者のことを思うと多くの念を感じ取ってしまうことから暑苦しくなってしまうようです。

 

はじめに

終戦記念日は8月15日となっていますが、終戦日は前日の14日『ポツダム宣言を受諾』により無条件降伏し、日本国民には翌日正午に戦争終結が報じられました。

 

終戦日のことを覚えていても覚えていなくとも、毎年のように前日もしくは数日前から異様な空気感と暑苦しさを覚えるようになりました。

 

こうしたことがナゼ起きるのか、少しでも知ってもらうことも必要なことだと思い記事に書くことにしました。

 

【戦没者の霊】異様な空気感

暑いからエアコンの温度を下げても下げても、まったく効かない。。

 

身体の中から暑くて注意が散漫な感じになって、何かに集中することもままならない状況が毎年のように続いていました。

 

これまでは、季節的なものかなってぐらいに捉えていたこと。

 

ところが、戦没者慰霊式典の放送を観て黙祷を終えた時点から、異様な空気感とともに暑苦しさが嘘のように消えていったのです。

 

部屋の空気感を例えると、曇り空から一転して晴れわたる感じです。

 

あー、やっぱりなって感じで気付かされました。

 

そうです。。。

 

この空気感は、戦没者の念や思いだったのです。

 

【兵隊の霊】思いや苦しみ

そらそうだよな。。。終戦からまだ79年しか経っていないのに、すべての戦没者の霊が浄化(成仏)していると考えるほうがオカシイわけです。

 

戦地では、先ほどまで仲良くしていた仲間が死んだり肉片になったり。。

 

多くの将兵が飢えと病気に苛まれ、100万人を超える将兵が病気と餓死で瘦せ細って亡くなったといわれています。

 

(学説によると、総勢230万人のうちの6割以上)

 

100万人って、いまの日本の人口からすると100人に1人の割合です。

 

今なお、将兵の一部が『餓鬼の状態』におられても何ら不思議でもないのです。

 

「仏教の餓鬼」は六道の一つで、生前に欲を貪り嫉妬深い心や行為・悪行を繰り返したものが罪として餓鬼道に落ちるというものですが。。。

 

究極まで追い詰められた将兵の思念は食べ物や飲み物を追い求め、餓鬼道に落ちることがなくても思念は残り一部はいまだに彷徨っていると感じます。

 

薬物依存やアルコール依存また性依存やギャンブル依存が良くないものとわかっていても、聞く耳を持たず貪り続けるように。。。

 

そういった将兵たちを仏様が救済してくれないの?ということになりますが、すべては思念が影響を与えてしまいますから、個人差があるように時間のかかるものがいて普通です。

 

【空襲被害者の霊】恐怖と熱さ

アメリカ軍の空襲によって、一般国民の約80万人以上が亡くなりました。

 

原爆・爆弾・焼夷弾・戦闘機や兵士による銃撃など、『火垂るの墓』『はだしのゲンなどを観て何となく知っている人も少なくないと思います。

 

原爆を落とす予定だった広島は、原爆の威力を測定するために空襲といったものはありませんでした。

 

どうみても、アメリカによる核実験だったとしか思えませんが。。。

 

終戦の日が近づくと、この戦火に苦しんだ人々の霊なのか念なのか、毎年異様な暑苦しさと注意が散漫になってしまいます。

 

そんなに当時のことを思っている戦没者が多いのか。。。

 

もちろん、戦火や爆弾また機銃掃討で火傷やケガを負った痛みは死とともに消え去っていきますが、恐怖や大切な人を失った無念さは死んでも残ります。

 

爆弾や機銃で身体が千切れた状態の人も、時間とともに肉体への執着も薄れていきます。

 

しかし時間が止まったままの故人の思念は、なかなか消えないようです。

 

それらが終戦記念日を前に様々な人の意識と戦没者の思念が繋がって、日常起こらない出来事となって現れていると感じます。

 

それとも、日本の国を任された人たちの戦争に対する意識の薄さ、戦争当時と同じように独裁政治が徐々に始まり、国民の命を軽視する動きは先人の忠告とも受け取れます。

 

同じ過ちを繰り返さない願いなのか。。。

 

さいごに

今回は、この感覚は自分だけなのかと思い、個人的に感じたことを書いてみました。

 

常に、真実を見抜くことや直感に頼ることも大切と思います。

 

敗戦国として戦争の痛みをわからないといけない国民が、他国で戦争が起こっていても内政不安に陥っていても、他人事であっては憐れであると思います。

 

『歴史から学ぶことができるただ一つのことは、人間は歴史から何も学ばないということだ』(ドイツの哲学者ヘーゲルの言葉から)

 

それでは、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>