死後の世界

孤独死でも成仏できるのか

近年孤独死が年々増えてきていて年間3万人の人が亡くなっています。若くても高齢でも年齢は関係なく自分はまだ大丈夫と思っていても突然に死が訪れるので成仏するためには、生きている時に知っておかないといけないことがあります。生きている間にどのようなことを心構えしていけば成仏できるのか成仏しやすいのか、また葬式や供養をしないと成仏できないのか死後腐敗してしまったらあの世ではどうなるのかなどを説明していきます。

 

ニッセイ基礎研究所の調査によると、孤独死は年間3万人いて孤独死予備軍は推計1000万人と言われています。

 

葬式や供養をしなくても成仏できるのか

 

 

ちび子
ちび子
あのね、サイトを見てるとお葬式が大事とか仏壇は必要って説明が多いけど、どれが本当なの?

 

イトケン
イトケン
それはね、そのようなサイトをよく見るとほとんどが葬儀屋さん・仏壇屋さん・墓石屋さんが書いてることが多いから、そのようなことが通説のようになっているだけなんだよ。

 

ちび子
ちび子
そういえば、そんな感じがしたぁ。じゃあ、あれは間違いなの?

 

イトケン
イトケン
間違いというより、少し商用な感じもするね。亡くなった人に対して必要なものは限られているんだ。それをこれから説明していくね。

 

たまにサイトを見ますと、亡くなった人が成仏するためには手厚い供養や法要などのほかに仏壇やお墓の話しが出てきますが、孤独死をする人のなかには天涯孤独であったり家族など身内との縁が薄い人など供養そのものをしてもらえないというケースもありますので、これを読んで実践していただきたいと思います。

まず仏教的な慣習になっているこれらの儀式ですが、そもそもここまで現在の形がそろった歴史は浅いものです。

お墓というものが一般庶民の世の中に広まったのも高度成長期(1954年以降)あたりから霊園なるものが大々的にできたようですので歴史は浅いものになり、それまでは土葬であったり風葬(埋葬せずに自然にさらす)などの方法だったのです。

このように仏教的な慣習は時代とともに変化して現在の形であるということを知っていただきたいところですので、宗教的儀式が成仏に対して絶対ではないということです。

 

では供養や法要をしないと成仏しないかと申しますと、供養してもらえなかったり法要してもらえない寂しさや死んだ者の孤独感などはありますが、生前の後悔や様々な念を死ぬときに持ち越さなければ成仏というのはできます。

こうして書いていましても、多くの人が後悔や未練・悩み・煩悩などを抱えたまま突然に旅立つこともありますので、それを1日1日消化しながら行きましょうという話です。

すれば、いつ死んでも心配はないということです。

微々たる煩悩や些細な思いならそれほど心配することはないのですが、強い何かを抱えたまま死ねば供養もなく法要もしてもらえないなか自力で消化して成仏しようとすると、生前より強くなった思念が邪魔するので大変になるわけです。

死ぬということは生前の感覚や思いが残るので供養をしてもらえる人とそうでない人では、死んでも遺族や親しいものが思ってくれることが霊となって励みになるか、生前の思いを孤独で乗り切るかのちがいになりますが、これが意外と大きいものになりますので説明させていただきました。

ですので結論を申しますと、孤独死をしても成仏は出来るということです。

さらに詳しくは後述するものをお読みください。

 

もし発見が遅れて腐敗してたら死後はどうなる

 

近年孤独死も増加傾向にあって、なかには発見が遅れてしまって残念ながら腐敗してしまうケースも少なくありません。この腐敗ですが夏場なら1週間も経つと腐敗が始まっていくようです。

独身で住んでいたのなら孤独死から腐敗も気になるところですが、人は死んだ時点で魂が抜けるので魂だけになってしまえば肉体は腐敗しますが霊的には何ら問題はなくキレイな姿に戻ります。

実際は戻るといいますより思念で自分の記憶の強い姿が投影されます。

もし霊能力をお持ちの方が見ても見苦しくもなく、万が一姿が見えたとしても生前のままです。霊というのは本来は魂だけの存在であり姿が見えるというのは生きていた時の思念を強く持つために生前の姿や最期の姿が投影されることが比較的多いのです。

生前に自分がよく着ていた服装やアクセサリーや時計などをした姿で、病床で苦しんでいたり身体のハンデとか生前にありましても、死後はそのような苦しみやハンデというものは消えてないのが普通です。

 

成仏するための心の準備

 

最初の項でも触れましたが成仏するためには心の準備というか気持ちの整理をする必要があります。想いや後悔を引きずっていたままであったり未練や恨みといった想念があると、なかなか成仏ができなくなります。

ここで一番わかって頂きたいのは、毎日の生活のなかで想念(想いや様々な念)を残さないように日々消化して生きていくことです。

孤独であっても気になる存在(親族・子ども・異性・友人など)がいて心配で仕方ないなどの場合は、通常あの世にいけなく現世に魂として残ってしまいます。気になるとは思いますが、遺族などの苦労も困難などを案じる思いを捨てるのも修行のひとつとお考え下さい。

魂だけになった時に、このことがわかっていれば修行ということが理解できるはずです。魂は死なないからです。その気になる存在にも先祖霊や守護霊がついていて守ってくれているので任せましょう。

そのうえに残された家族にせよ恋人にせよ辛苦は、その人たちの運命であり修行でいくら案じたところで避けて通れるものではありません。

あとは、あなたが昇華してから改めてご親族を見守られるのが理想的です。

 

憎しみや恨みの念を持ってしまっている方は、よくアイツのせいで人生が狂った・あんなことがなければ平穏に暮らせたなどと思われるでしょうが、それも宿命と地上界の修行でしかかなく過ぎ去ったものでしかありません。もしそのような人災といいますか出来事でなくても、違う形で越えなければいけなかったものだということです。たまたま対象者にめぐり合っただけとお考え下さい。

これは前世やご先祖の行ないによるカルマ(因果応報)である場合が強いため、憎しみや恨みを向けるものでないと受け入れて下さい。覚えていない前世のことや現世で知らずに人を傷つけてしまうことは誰にでもあることです。

許すことも大切です。どんなに大きなことも宿命として受け入れて避けることが出来なかったことだったということを・・・。

憎んでも恨んでも何も変わりません。たとえ相手を殺しても自分の時間も物質的なものも返ってきません。それより今のかぎりある貴重な時間を大切に使って下さい。

ここでは、とにかく死に向かうための心の準備を日々の生活の中で想い残すことがないように生きていって下さい。これが心の終活になります。

 

成仏できない人の特徴

 

ここでは下記のようなことがあると、なかなか成仏できないようです。

 

・死んだら終わりと考える人

肉体から魂が抜けて本来の姿になることをわからない場合は確実にさまよいます。

 

・後悔が残る生き方をしてきた人

前項で書きましたので説明は飛ばします。

 

・モノやお金に執着している人

肉体から抜けて魂だけになると物質的なものはすべて離れてしまうので、強い欲を持っていると気になって成仏できません。

 

・憎しみや恨みの念を持っている人

こちらも前項で説明したので飛ばします。

 

・気になる存在(親族・子ども・異性・友人)がいてる人

前項で説明しましたが、かなり多い確率で成仏せずにいています。

 

まとめ

 

今回は孤独死した場合のことについて説明しましたが、基本的には普通の人の死とあまり変わらないのですが孤独死特有の境遇や想念があるので書くことにしました。

孤独を好んで死んでしまう人や本人の気持ちや意思に反して1人になってしまい突然に死んでしまう孤独死があるので、死後は魂だけに戻った時には迷わずに成仏されるようにしたいものです。

このことには直接関係ないのですが、ひとり住まいの人に多いのが「セルフネグレスト」いわゆる自己放任といわれる人が多く見受けられます。

たしかに1人で住んでいると色々なことが面倒になってくるのはわかるのですが、それによる生活意欲の低下・医療機関を受診しなくなる・食事の偏食・大量の飲酒などによって死期を早める人が多すぎます。

現代は便利になり外食やお弁当・総菜・インスタントものなど手軽に手に入りますが、やはりモノによっては偏りますので健康のために配分は気を付けたいものです。

よく見かけるのがジャンクフードやカップラーメンばかり食べているために、野菜や果物の代わりビタミン剤などで補おうとする人も少なくないようですが、これらはちゃんと野菜や果物を摂りながら不足分を補うためなので、やはり青果や野菜は意識的に食べて下さい。

迷わず成仏して欲しいと願っていますが、いま生きている間もあきらめず身体を大切に現世の貴重な時間をお過ごしください。

 

では、この辺で終わります。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました<(_ _)>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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