もうすぐ年末年始を迎える時期となりましたが、初詣(はつもうで)に行って神様に失礼のない参拝マナーを知って願い事を叶えたいものです。お賽銭の金額も5円や10円と適当に入れるより縁起の良い金額があるので、せっかく初詣に行くのなら縁起を担いで開運を願いましょう。初詣でおみくじの大吉が出る確率と喪中や女性の生理の時に参拝に行っても良いのかなどを説明しています。
手水舎での清め方

初詣の時は順番待ちになるほど多い場所ですが、比較的早く進むので鞄にハンカチや手拭きを入れている人は取りやすいように段取りしておいた方がいいですね。
では、手水によって身を清める(穢れを落とす)順番を書いていきます。
①柄杓(ひしゃく)を右手に持ち水をそそぎ左手を洗う
➁次に柄杓を左手に持ち替え右手を洗う
➂また柄杓を右手に持ち替え左手のひらに水をそそぎ口に含んで出すのですが、左手で口を隠して吐き出す(水は口の中に入れず、口の表面を濡らす程度で可)
④最後に柄杓に残った水で柄杓の柄を洗う(この時柄杓を立てる感じで柄に水が流れるような要領でいいと思います)
あとは持ってきたハンカチや手拭きで拭けばここは終わりです。
鳥居をくぐって本殿に向かうまでの礼儀

初詣期間中は大変混雑してると思いますので、この通りにできないかも知れませんが礼儀として知っていた方が絶対いいですし、可能な限り実践してください。
鳥居をくぐる時に本殿に向かって一礼をする。
鳥居をくぐれば神聖な場所なので飲食はしない。
歩く時は、なるべく道の端を歩き真ん中は歩かないようにする。
お賽銭について(縁起のいい金額と平均的な相場)

お賽銭の意味は、神様に感謝を伝えるための金額といわれていますが多いから良いとかはないですので安心してください。
ここでいちばん大切なことは、お金の多い少ないではなく神様を思う気持ちが優先というか重要です。その人に応じた金額であれば1円であれ失礼にもあたらず一切問題はありません。
初詣のときぐらい縁起をかねて奮発する人もいますが、お賽銭の平均相場とみんながどれぐらい入れているのかは下記になります。
お賽銭の平均相場
100円がもっとも多く、次に5円ということです。
全国平均相場は約150円です。
10円も平均相場の上位に入っていますが、語呂合わせで遠縁(とおえん)といって縁が遠ざかると言われるので気にする人は避けた方が良さそうですね。
ほかにも500円硬貨は、これ以上効果(硬貨)はないという人もいますので参考までに。
5円硬貨の語呂合わせで使われる金額
5円(5円1枚)良いご縁がありますように
10円(5円2枚)重ね重ねご縁がありますように
15円(5円3枚)十分ご縁がありますように
25円(5円5枚)二重にご縁がありますように
45円(5円9枚)始終ご縁がありますように
とまあ、こんな感じで語呂合わせで使われるのもいいかも知れないですね。
本殿での神様に対しての参拝方法

ここが一番だいじなところですので皆さんご存知だと思いますが、念のため書いていきますね。それと願い事の仕方と願い事は聞き届けられるのかも説明したいと思います。
参拝の注意点
”お賽銭を入れる前は一礼する”
‘’お賽銭は、投げるのではなくそっと置くように納める”
“神殿に参拝する時は、なるべく中央をはずし端から拝むのが好ましい”
参拝するときに神様の真正面のほうが願い事が叶いそうと思いがちですが、可能であれば神様の真正面は敬意を表す意味(対等ではない)からもズラした方がいいです。混み合っているので止むを得ず仕方ない以外は意識したほうがいいです。
参拝の仕方(神社の場合)
二拝二拍手一拝が基本になっています。
①2回深くおじぎをする
➁2回手を拍手するように叩く(少し左手が上になるように叩き、叩き終わったら両手が重なるように左手を戻し手を合わせたまま、ここで願い事をする)
➂願い事や感謝を伝えたら手をおろし、1回深くおじぎをして神殿を離れるのですが、この時なるべく神様にお尻を向けないように移動する
願い事について‥住所、氏名を言ってから願い事をするのが良い形です。あくまで神様や仏様は崇高な存在なので失礼のないようにするためです。
願い事を聞いていただけるかどうかについては‥初詣で大変混雑しているので正直なところ、全員が叶うのも無理がありますし願い事が届くかも微妙ではあります。神様一柱や仏様一人では大勢が願いごとをするので無理なようにも思います。
ここでは、どうしても願いや祈りを聞いて頂きたいと心から思うことが優先されます。すれば聞き届けられる可能性が高くなります。ただし努力もなく安易な思念や利己的な願いや私欲はまったくゼロといいほど叶いません。
おみくじの大吉が出る確率

初詣や参拝となると今年の初めの運勢を占う意味でも大人気のおみくじですが、はたして大吉って何パーセントの確率ぐらいなのだろうか調べてみました。
おみくじの開祖っていらっしゃって元三大師(がんざんだいし)という方が作ったそうです。この元三大師ですが平安時代の天台宗の僧で良源という人で、比叡山延暦寺の中興の祖として知られています。
この方の歴史は置いておいて、御神籤(おみくじ)帳から広まったおみくじの確率にすすみます。
おみくじで大吉が出る確率は、全国平均で22%だそうです。
ちなみに浅草寺17%・成田山18.3%らしいです。
聞いたところによると初詣の時期は大吉を増やしている所もあるそうです。
で、このおみくじですが凶が出たら嫌ですよね。その場合所定の場所や木にくくりつければ神様の気が入ってるので凶が反転すると言われているので、凶が出れば持ち帰らずにくくって帰りましょう。
喪中や女性の生理は参拝できないのか
多くの人が疑問に思うところだと思います。本当のところどうなのかお答えします。
喪中についてですが、喪中の期間がすべて参拝してはいけないのは間違っていて喪中ではなく忌中の期間だけに限られます。
忌中とは‥故人を偲び、御霊(みたま)を鎮める期間神事に注力する期間です。 結婚式のほか、お祝い会などへの出席も控えるのが望ましいです。
では、この忌中ですが期間について
両親・配偶者 50日
祖父母 30日
兄弟姉妹 20日
子ども 20日
叔父・叔母 20日
女性の生理についてですが問題なくドンドン初詣にお参りに行って下さって問題ありません。
昔は男尊女卑の時代でしたから経血を穢れや邪悪なものとしていたからです。神的真理からすれば失礼に当たらなく問題ありません。
2018年度初詣で参拝者数上位
だいたい年が新しくなっても毎年同じところが上位を占めていますので、更新しませんが参考にして下さい。
①明治神宮(東京) 316万人
➁川崎大師(神奈川) 302万人
③成田山新勝寺(千葉)300万人
④伏見稲荷大社(京都)270万人
⑤住吉大社(大阪) 236万人
以上の結果のようです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました<(_ _)>